2025年6月22日日曜日
マリオ・ブルネロ 無伴奏チェロ・リサイタル
2025年6月8日日曜日
クァルテット・インテグラ ベートーベン:弦楽四重奏曲全曲演奏会Vol.1
2025年5月30日金曜日
神奈川フィルの名手による室内楽シリーズ20 〜ハンガリー 室内楽の名品〜
2025年5月11日日曜日
横濱音楽物語3️⃣ ヨコハマ「うた」物語〜「カルメンお美」佐藤美子と横濱の軌跡 森谷真理 ソプラノ・リサイタル with 浦久俊彦
2024年9月4日水曜日
神奈川フィルの名手による室内楽シリーズ第19回 「室内楽&小編成管弦楽によるモーツァルト&ワーグナー」
:ジークフリート牧歌 WWW.103
♪2024-117/♪フィリアホール-07
2024年5月29日水曜日
神奈川フィルの名手による室内楽シリーズ第18回 「フォーレ&ショーソン:フランス室内楽の名品」
2024年3月27日水曜日
中野りな&ルゥォ・ジャチン ヴァイオリン&ピアノ デュオ・リサイタル 2022年仙台国際音楽コンクール覇者の共演
2024年2月3日土曜日
土曜マチネシリーズ 仲道郁代&ウェールズ弦楽四重奏団 Vol.1〜ドボルザークに聴く東欧歴史の香り〜
2024年1月24日水曜日
クァルテット・インテグラ 山崎伸子プロデュース 輝く若手演奏家による「未来に繋ぐ室内楽」Vol.7
2023年10月17日火曜日
アレクサンドル・タローが描くエリック・サティの世界
2023年7月29日土曜日
横濱音楽物語1️⃣
2023年5月27日土曜日
土曜ソワレシリーズ《女神との出逢い》第300回記念 〜ガラ&フィナーレ
2023年5月3日水曜日
ジョヴァンニ・ソッリマ無伴奏チェロ・リサイタル
2021年12月21日火曜日
クライネス・コンツェルトハウス弦楽アンサンブル 〜クリスマスコンサート
2021-12-21 @フィリアホール
小澤洋介(with チェロ):指揮
クライネス・コンツェルトハウス 弦楽アンサンブル
第1バイオリン
三戸素子/内野佑佳子/瀬崎明日香(/松本紘佳)
第2バイオリン
水村浩司/城達哉/塗矢真弥/山中直子
ビオラ
長谷川弥生/柳澤崇史/渡邊田鶴野/福田紗瑛
チェロ
秋津瑞貴/河野明敏/宮澤等/大塚幸穂
コントラバス
西澤誠治/前田芳彰
タラス・デムチシン:クラリネット+
松本紘佳:バイオリン*
J.パッヘルベル:カノン
A.シエェーンベルク:浄められた夜 作品4
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ 作品48
Ⅰ Pezzo in forma di Sonatina
Ⅱ Walzer
Ⅲ Elégie
IV Finale
J.S.バッハ/ヴィルへルミ/徳備康純:G線上のアリア*
J.S.バッハ/グノー/徳備康純:アヴェ・マリア*+
グルーバー/徳備康純:きよしこの夜*+
L.モーツァルト(エトムント・アンゲラーが今では有力):おもちゃの交響曲第1楽章
評論家の奥田佳道氏がプレトークで説明してくれるのだけど、シェーンベルクのくだりで寝落ちてしまった。お恥ずかしい。
指揮(兼Vc)の小澤氏の強固な仲間+αという集団らしい…。
主宰者の個性が出ているのだと思う。
演奏も、まさにそんな感じ。
かなり前の方で聴いたので18人の弦楽合奏の音圧は高く、もっと後ろに座っておけば良かったかと思いながら最後まで聴いた。
チャイコフスキーの弦楽セレナーデがメイン。
大変迫力があった。
おもちゃの交響曲が、半ば余興で演奏された。
ハイドンの作だと思っていたが、L.モーツァルトと書いてある。が、最近、アンゲラーの作という説が有力視されているようだ。放送で耳馴染みだが生は初めて。
ビオラが使われていないとは知らなかった。
で、そのビオラと他のパートからも応援が出て各自おもちゃを演奏した🥳。カッコーの音程が狂っていたぞ!
このアンサンブルを主宰するのが小澤洋介・水戸素子夫妻。
かなり個性的な感じだ。
その一端を表している?チェロとバイオリンだけの「第九」第4楽章。
面白い。
https://youtu.be/tPIjsMKm4GI?t=517
2021年12月4日土曜日
フィリア・ハイムコンツェルトシリーズ2021 フォーレ四重奏団
2021-12-04 @フィリアホール
フォーレ四重奏団
バイオリン:エリカ・ゲルトゼッツァー
ビオラ:サーシャ・フレンブリング
チェロ:コンスタンティン・ハイドリッヒ
ピアノ:ディルク・モメルツ
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(D.モメルツ、G.グルツマン編曲によるピアノ四重奏版)
----アコール--------------
フォーレ:3つの歌 Op.23より 第2番「われらの愛」
夢のあとに
ピアノ四重奏曲第2番ト短調 Op.45から 第1楽章(部分)
ずいぶん楽しみにしていたが、もう期待には十分すぎるほど応えてくれた、滅多にない、高満足度。至福の2時間だった。
世界的にも常設ピアノ四重奏団は珍しいそうだ。26年間メンバーは変わっていない。成程息が合っている。
ピアノとチェロ以外は立奏だ。
まずはそこに気合いを感ずる。
全員黒装束だが、バイオリンは靴と小さなイリングが、ビオラはポケットチーフが、チェロは靴下が、ピアノは上着袖口ボタンが、いずれも赤だ。ぼんやりしていると気づかない。刮目していても遠くからは気づかなかったかもしれない。そのセンスの良さにニヤリ。
電車に乗り遅れたり、乗り換え駅を乗り過ごしたりの失敗続きだが、ぎりぎり開幕に間に合った。ホンに間に合って良かったよ。
何と言ってもブラームス!
ピアノ四重奏曲1番はブラームスの全3曲中で一番聴く機会が多いが、それとて「熱狂の時」も「東春祭」も怪しくなってきたので、最近では19年春に聴いて以来だった。
この曲には、ブラームスの抒情性がかなり強烈に埋まっているように思う。
多くの作品では、感情の迸りはぎりぎりで抑制されるが、ここでは割と率直に出ている気がする。
第1-2楽章は巧妙な準備。3楽章はドイツ民謡風。終楽章ではロマ風な元気印に挟まれた咽び泣くような旋律に胸を掻きむしられる思いだ。
もう十分。
これで終わってもいいと思うくらい満足したが、後半の「展覧会の絵」が凄い。
この曲にはいろんな編曲があるので僕もずいぶんCDを集めた。中にはELP(エマーソン、レイク&パーマ)のロック版もある(余談だがこれは来日公演を聴きに行った。)が、ピアノ四重奏版は初めてだ。
遊び心いっぱいと言った感じの編曲で、小編成ならではの技巧が尽くされている。なによりエネルギッシュで繊細。
満腹。
なのに、アンコールが。
1曲目。フォーレの作品だとはすぐ分かった。
なんて、心憎い!
これで”フォーレ”四重奏団の演奏会の完結性が高まった。更に続けて大好きな「夢のあとに」。これもフォーレ。
それでも全然鳴り止まぬ拍手。
何度も何度も登場して愛想を振りまいてくれたが…ついに、予定していなかった1曲をやることになって、チェロは慌てていた。楽譜が見つからない!
それもフォーレの作品だった。