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2024年12月13日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会112回 〜バロックのクリスマス

2024-12-13 @みなとみらいホール




横浜バロック室内合奏団
Vn1:小笠原伸子+/梅原真希子+
Vn2:有馬希和子/藤村陽子
Va:高山愛/大本綾子
Vc:間瀬利雄
Cb:大西雄二
Cemb:流尾真衣
FL:高野成之*
Pf:京増修史**


コレッリ:クリスマス協奏曲ト短調 作品6-8+
サンマルティーニ:フルート協奏曲へ長調 RV443*
サンマルティーニ:クリスマス協奏曲ト短調作品5-6+
ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調 作品21**
----アンコール-----------------
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調 遺作**
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ


◀️感想省略▶️

♪2024-172/♪みなとみらいホール-42

2024年7月12日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会109回 〜イタリアの輝き

2024-07-12 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団
 Vn:小笠原伸子*/梅原真希子/藤村陽子/犬飼美奈
 Va:河野理恵子/大本綾子
 Vc:間瀬利雄
 Cb:大西雄二

Cemb:林則子
Pf:堀由紀子**


モーツァルト:ディベルティメントニ長調 K136
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466**
ビバルディ:バイオリン協奏曲集「四季」Op.8,Nos.1-4*

----アンコール-----------------
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K397*
ボッケリーニ:メヌエット



毎年、この回は「イタリアの輝き」と称してイタリアバロック…かといえば必ずしもそうではなく、時々モーツァルトも混ざる。
しかし、今日のコンサートは非常に満足度の高いものだった。

メンバーは弦が2-2-2-1-1の8人にピアノ協奏曲は当然ピアノが、四季はチェンバロが加わった。
冒頭のモツ・喜遊曲のみ、弦楽8重奏だった。

そのアンサンブルのきれいなこと。

このところの猛暑で流石のみなとみらいホールも先日来響が乾燥していたが、今日はお湿りがあったせいか、潤いがある。
そこにピアノが加わってモツ20番の何と麗しい。

最近、弦5重奏とピアノを聴く機会が多かったが、これはこれで良い。しかし、弦8重奏で聴くと一段と音楽が立体的で、両者の駆け引きや協調が目の前で手に取るように繰り広げられて悦楽の気分。

耳タコの四季も、今日はとても素直に聴くことができた。

余談:今日の鑑賞が今年のちょうど100回目。
昨年は6月6日だったからほぼ1月遅いペース。
昨年の今日は122回目だったから18%の減少率だ。
秋以降、もっと鑑賞減量する予定。

♪2024-100/♪みなとみらいホール-27

2023年10月27日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会107回 〜室内楽の喜び

2023-10-27 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団
 Vn:小笠原伸子、藤村陽子、梅原真希子
 Va:百武由紀、大本綾子
 Vc:間瀬利雄、中垣文子
 Cb:大西雄二
 Pf:堀由紀子

モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番変ロ長調 K.458「狩」
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667「鱒」
モーツァルト:弦楽五重奏曲第6番変ホ長調 K.614



毎年、10月はバロックを少し離れて古典派〜ロマン派の室内楽。モーツァルトは弦楽四重奏「狩」と最晩年の弦楽五重奏第6番。シューベルトは「鱒」といずれも有名曲だけど、これが案外生で聴く機会が少ない。

特に、モーツァルトの五重奏6番は生では初聴き。
死の8月前の作品で、この後に作曲された器楽曲はクラリネット協奏曲のみだそうだ。なのに、この明るさがかえって哀しみを誘うよ。

今日もみなとみらい小ホールは実に良い響で、こんなに美しいアンサンブルを聴かせられると、来季も継続決まりだな。

ところで、弦楽器のうち、ビオラは見かけはスチール弦だけどその柔らかな響きはガット弦ではないか?と休憩中に奏者に聞いてみた。やはりガットだという。
問い:それにしては外見がメタルぽいけど?
答え:本当のガットは扱いにくいので、表面を糸状の金属を巻き付けたもの(巻線)が一般的なんです。
問い:えっ!じゃあ、他の楽器もガットだったの?
答え:バイオリンはガットでした。

ということで、僕はカルチャーショックを受けたよ。

終演後チェリストにも聞いた。
「はい。ガットです。今日のはお高いのを使ったんですよ」。
「な〜る。どうりで雅な音がしてましたよ。」
「ま、そうですか。ホホホ」。

♪2023-185/♪みなとみらいホール-38

2023年5月26日金曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会105回 〜ドイツバロックの華

2023-05-26 @みなとみらいホール



横浜バロック室内合奏団

Vn:小笠原伸子、藤村陽子
Va:百武由紀、大本綾子
Vc:間瀬利雄、中垣文子、野村杏奈
Cb:大西雄二
Cemb:山口範子
Fl:高野成之、竹森ゆきえ

J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051
テレマン:2つのフルートのための協奏曲イ短調 TWV52:a2
J.S.バッハ:ゴールトベルク変奏曲全曲(合奏版) 
----------------------------------
J.S.バッハ:アリオーソ



毎年度、初回は「ドイツバロックの華」ということで、バッハ2本、テレマン1本だった。

まずは、ブランデンブルク6番。
これを生で聴く機会は誠にレアだ。それで?今回初めて気がついたのだけど、6番にバイオリンは使われていないんだ。CDを聴いていてもなかなかそこまで気が付かない。
編成はVa2-Vc3-Cb-Cemb 7人。

テレマンの2本のフルートのための協奏曲は初聴き。
編成は独奏Fl2-Vn2-Va-Vc-Cb-Cemb 8人。Flの1人は東響が本業?の高野氏。

本日の最大の聴きものがゴールドベルク協奏曲(室内合奏版)。
演るとは聞いてたけど、抜粋だろうと思っていたが、なんと全曲だった。実測51分強。グレングールドの81年録音とほぼ同じ長さだ。
編成はFl2-Vn2-Va2-Vc2-Cb-Cemb 10人。

この曲はいろんな楽器、いろんな編成で録音されていて、ピアノの他にチェンバロ、ギター、オルガン、弦楽トリオ、木管アンサンブルによるCDを持っているが今日のような編成による演奏は初めてだ。
一番よく聴くのはピアノ版、それもグレングールドの3種類をその時の気分で選んで聴くことが多いので、いずれにせよ鋭いタッチの音楽に慣れてしまっていたが、室内合奏版もこれはこれで味がある。

今日は、頭から尾っぽまで餡の詰まった演奏会だった。

♪2023-091/♪みなとみらいホール-20

2022年12月10日土曜日

横浜バロック室内合奏団定期演奏会103回 〜バロックのクリスマス

2022-12-09 @みなとみらいホール


横浜バロック室内合奏団
Vn:小笠原伸子、有馬希和子、茂原大朗、藤村陽子
Va:大本綾子、眞中望美
Vc:間瀬利雄、中垣文子
Cb:大西雄二
Cemb:山口範子
Fl:高野成之*

ビバルディ:協奏曲集「調和の霊感」作品3から第1番 4つのバイオリンの為の協奏曲ニ長調
ビバルディ:フルート協奏曲第2番ト短調 作品10-2「夜」*

コレッリ:クリスマス協奏曲ト短調 作品6-8
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
J.S.バッハ:G線上のアリア
ビバルディ:フルート協奏曲ニ長調 作品10-3「ごしきひわ」
ジュゼッベ・サンマルティーニ:クリスマス協奏曲卜短調 作品5-6
----------------------------------
ビバルディ:協奏曲集「調和の霊感」作品3から第10番 4つのバイオリンの為の協奏曲ロ短調 第1楽章
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(Fl入り)*


横浜バロック室内合奏団今季の定期演奏会最終回がようやくみなとみらいの小ホールに戻ってきた。
代打の上大岡ひまわりの郷も良いホールだったが、なんといってもここが落ち着く。

12月ということで、コレッリとサンマルティーニ(兄のジュゼッペ)のクリスマス協奏曲が中心。これにビバルディとバッハの定番小品も加わって多彩な番組。

弦9人とチェンバロ1人にフルートがいつもの客演(東響の高野氏)。この規模でバロックを聴くのはホンに心地良い。

7人が女性で、全員いつも色とりどりのドレス姿だ。
今日は3人が赤、2人が緑、白と黒が各1ということはクリスマス仕様らしい。

このアンサンブルはコロナ最盛期でも、今でもNo Maskを完徹しているのが嬉しい。

♪2022-187/♪みなとみらいホール-09