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2024年12月1日日曜日

音楽大学オーケストラフェスティバル  「第九」③

 2024-11-29 @すみだトリフォニーホール


大友直人*
東邦音楽大学管弦楽団*
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秋山和慶
洗足学園音楽大学管弦楽団
洗足学園音楽大学合唱団
ソプラノ:塩田美奈子
メゾソプラノ:藤井麻美
テノール:高田正人
バリトン:甲斐栄次郎


モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」*
ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125





2024-164/♪すみだトリフォニーホール-08

2023年12月3日日曜日

第14回 音楽大学オーケストラ・フェスティバル2023 桐朋学園大学/洗足学園音楽大学

2023-12-03 @ミューザ川崎シンフォニーホール


指揮:
桐朋学園オーケストラ/尾高忠明
洗足学園音楽大学管弦楽団/秋山和慶

桐朋/ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 作品27
洗足/ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 作品47



アマオケをプロオケのように響かせる魔法の箱ミューザが、今日は響が硬かった。
前半の桐朋を聴いて、”実力”しか発揮できない桐朋オケの”実力”を聴いてがっかりした。
音は濁っている、弦高域の不快な軋みも聴こえる。終始ザワザワして透明感がなく、アンサンブルの妙味などどこにもない。本来、極めて情緒的で美しいはずの第3楽章も乾いて潤いがない。ま、終楽章が元気に終えられてまあ良かったが。

ホールの響の助けがなければやはり音大オケといえどもこの程度か、とがっかりした。

ところが、後半、同一条件下にあるの洗足を聴いたら、響の硬さは変わらないが、オケの出来が全然違う。

桐朋は弦16型だったが洗足は14型。このサイズの違いはあまり関係なかったと思う。弦がそれなりに美しいし、管打鍵も実力発揮。ちゃんとアンサンブルが成立している。秋山御大の求心力に向かって音楽が収斂してゆく。

これまで、音大フェスはかなりの確率で聴いているので各音大オケを何度かずつ聴いており、その実力に有意差があるとは感じてこなかったが、これはどうした?

おそらく、一つは桐朋の選曲ミス。
ラフマニノフの2番て、聴いていても合奏力を要する音楽だと思う。緊張感を維持するのが難しそうだ。
もう一つは、リハーサルが十分ではなかったのではないか。
「♪〜稽古不足を、幕は待たない」で本番を迎えてしまったな…と思ったよ。

♪2023-207/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-26

2016年12月10日土曜日

第7回 音楽大学オーケストラ・フェスティバル2016 東邦&洗足

2016-12-10 @東京芸術劇場大ホール


田中良和:指揮(東邦)
東邦音楽大学管弦楽団
ベートーベン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
井上道義:指揮(洗足)
洗足学園音楽大学管弦楽団
グローフェ:「グランド・キャニオン」組曲

全部で4回にわたって開催された在京音大オケによる「オーケストラフェスティバル」の最終回だった。
前回は11月23日にミューザで桐朋と昭和を聴いたが、今回は芸術劇場で東邦と洗足だ。

毎回、指揮者はプロが担当している。

少なくとも4つ聴いたがどこのオケが巧いとかは分からない。いや、どこも凄くレベルが高くてプロのオケとさほど変わらないのではないかと思った。

ただ、東邦が演奏した「英雄」はオケの規模が中規模で、「英雄」を演奏するにふさわしい規模なのだろうが、”フェスティバル”で取り上げるにはやや地味すぎた。

後から登場した洗足はグローフェの「グランド・キャニオン」だったので、オケの規模が大きい。それに管打楽器が多彩だ。ウィンド・マシンや名前は知らないが、畳1畳ほどもある鋼の薄板なども繰り出して広い芸術劇場の舞台も一杯になった。

「グランド・キャニオン」組曲を全曲(全5曲)ナマで聴くのは初めてだったが、音楽も派手で”フェスティバル”にふさわしかった。
しかも、指揮者が井上道義というお祭り男みたいな派手なパフォーマーだ。圧倒的に盛り上がった。

芸術劇場は、これまでに読響の定期(の振替)で何度か経験があるが、この日初めて気がついた。いや、これまでもなんとなく音響に不満を感じていたのだけど、今回は席が舞台に近かったせいもあって、その原因の一つに思い至った。
それは、オケの音が舞台上でぐるぐる回って、客席の方に飛び出す割合が低いのではないか…と素人の大胆な仮説。ヌケが悪いと言うべきだろうか。

勘違いをしているのかもしれないけど、また、聴く機会があるだろうからこの仮説(舞台上でぐるぐる周り)が正しいかどうか確かめてみようと思う。

♪2016-173/♪東京芸術劇場大ホール-3