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2021年4月10日土曜日

名曲全集第166回 牛田智大のショパン!

2021-04-10 @ミューザ川崎シンフォニーホール


沼尻竜典:指揮
東京交響楽団
牛田智大:ピアノ*

ベッリーニ:歌劇「ノルマ」序曲(シンフォニア)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21*
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 op.36
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ショパン:マズルカ第13番イ短調 op.17-4*


名曲全集の今季初回。指揮は代役でコロナ禍のお助けマン、沼尻竜典。

ピアノは牛田くん。2月に聴いた新日フィルとのショパンの1番が彼のせいではなくイマイチだったが、今日の2番は東響が良い塩梅の鳴り具合でピアノの音も明瞭に響き、とても新鮮に聴こえ、色々発見もあった。


しかし、休憩後のチャイコフスキー交響曲第4番は、弦の編成を14型に拡大したせいか、弦の響きがいっぺんに悪くなり、管弦の混ざり具合もよく溶け合わず、ザワザワした演奏になった。


それでもこの曲は聴く人を興奮させる。

感激した人も少なからず。

ブラボー代わりに反則の奇声を発した人や立ち上がって拍手する人もいたが、僕は気分が乗れなかった。


♪2021-036/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-04

2021年2月19日金曜日

新日本フィル:#37ルビー<アフタヌーン コンサート・シリーズ>

 2021-02-19 @すみだトリフォニーホール


大友直人:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団

ピアノ:牛田智大*

ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op. 11*
チャイコフスキー:交響曲5番 ホ短調 op. 64
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ショパン:マズルカ第33番 ロ長調 op.56-1*


いやはや残念なり。
1月定期は出色の出来だったのに、同じホール・席で聴く同じオケとは思えない。

2曲とも管がガヤガヤ。
弦がガヤガヤ。
両方で4倍ガヤガヤ。

牛田くんが悪い訳ではないが、ピアノの音も一昨日のN響@サントリーホールとえらい違いで重く沈みがち。

僕の体調もイマイチだったが、そのせいでこれほど音が変わるとも思えない。お客の入りとか、空調とか、響きに影響する外的な要因はあるだろうけど、こんなにはっきりと音の違いが出るとは思えない。

まあ、こんな日もあるか…。


♪2021-014/♪すみだトリフォニーホール-02

2019年2月16日土曜日

読売日本交響楽団第109回みなとみらいホリデー名曲シリーズ

2019-02-16 @みなとみらいホール
小林研一郎:指揮
読売日本交響楽団
牛田智大:ピアノ*

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ長調 作品23*
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73
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シューマン:子供の情景〜「トロイメライ」*
アイルランド民謡:ダニーボーイ(弦楽合奏版)

コバケン+牛田効果でチケットは完売だったそうだ。入場で4列に並ばされたのにはちょいとびっくり。

その牛田君はチャイコの1番をオケの見事なアンサンブル(冒頭のHrのなんと美しいこと)に乗って華麗にやってくれた。処処のフレーズに独自色を塗していたが、全体としては、奇を衒うこともなく正統派の感じ。ま、この若さ(19歳)で癖があってはまずいだろうけど。
ともかく、読響の巧さが光った。

ブラームス交響曲第2番は弦14型から16型に拡大。
それだけに響が厚い。
それを聴きながら昨日の東フィルのマーラーの交響曲第9番の演奏を思い出していた。
東フィルは高域と低域を増強して4本多かったが、数の差以上に重量級だったのは、管弦楽法の違いを考えてチョン・ミョンフンが効果的な弦の変則配置をしたのだなと得心。

読響のブラ2では16型にする必要がなかったのではないか。チャイコでは14型で十分に迫力ある美しいアンサンブルを聴かせていた。
16型で一層厚くした効果はアンコールの弦楽合奏「ダニーボーイ」(チャイコ弦楽セレナーデ風)ではゾクゾクする迫力があったが、ブラームスでは増強した弦高域にかえって透明感が失われたのが惜しい。

♪2019-019/♪みなとみらいホール-04