2025年7月9日水曜日
かなっくの響きを楽しむチェンバーミュージック 「奏」Vol.1
2025年5月11日日曜日
横濱音楽物語3️⃣ ヨコハマ「うた」物語〜「カルメンお美」佐藤美子と横濱の軌跡 森谷真理 ソプラノ・リサイタル with 浦久俊彦
2024年1月13日土曜日
NHK交響楽団2001回A定期 01月公演
2023年12月5日火曜日
みなとみらいランチタイムコンサート 東京六人組
2023年11月10日金曜日
新日本フィル:すみだクラシックへの扉#19
2023年7月7日金曜日
新日本フィル:すみだクラシックへの扉#16
2023年6月9日金曜日
東京シティ・フィル第361回定期演奏会
2023年6月6日火曜日
MUZAランチタイムコンサート 6月 徳永兄弟フラメンコギターデュオ ーLunch Time Oléー
2023年5月7日日曜日
N響 × 青のオーケストラ コンサート
2023年4月29日土曜日
横浜交響楽団 第723回定期演奏会 【ファミリーコンサート】



2022年10月25日火曜日
横浜交響楽団 第719回定期演奏会 ”合唱宗教曲”
2022年8月20日土曜日
石田泰尚スペシャル 熱狂の夜 第4夜《アンサンブル》四季
2021年12月19日日曜日
横浜交響楽団 第713回定期演奏会 ”情熱”と”憂愁”
2021-12-19 @県民ホール
鈴木衛:指揮
横浜交響楽団
ビゼー:「カルメン」第1組曲、第2組曲(フィリッツ・ホフマン編)
1 前奏曲「トレアドール」(第1組曲第5曲)
2 前奏曲 (第1組曲第1曲)
3 アラゴネーズ (第1組曲第1a曲)
4 衛兵の交代 (第2組曲第5曲)
5 ハバネラ (第2組曲第2曲 )
6 セキギティーリア (第2組曲第3曲)
7 アルカラ(の竜騎兵) (第1組曲第4曲)
8 闘牛士の歌 (第2組曲第4曲)
9 間奏曲 (第1組曲第2曲)
10 密輸入者の行進 (第2組曲第1曲)
11 夜想曲 (第2組曲第3曲)
12 ジプシーの踊り (第2組曲第6曲)
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 作品64
第699定期で横響として70回目の「第九」演奏会だった。
16型大編成のオケに640人の合唱団という壮観!
普段の定期演奏会は県立音楽堂で開催するが、12月は、今年こそと「第九」をと県民ホールを会場に選んだのだろうが、昨年に続き今年もは流れてしまった。
コロナで定期演奏会自体も何度か中止になった。
そんな次第で足が遠のいていたが、今回は、せめて県民ホール公演を盛り上げようと2年ぶりに出かけた。
なかなか上手だ。管のソロではたまに躓きもあるが、プロ並みに聴こえる場面もある。弦編成は10+10+7+8+5という変則なのがアマチュアらしい。
カルメン組曲。フィリッツ・ホフマン編の第1、第2組曲からオペラの筋に合わせた再構成。分かり易くていい。
メインはチャイコフスキー交響曲第5番。
この曲聴くのは、今年6回目。
それも10月22日から2ヶ月足らずの間にだ。
チャイコフスキーの記念年でもないのに多くのオケが取り上げたと言うのは不思議なことだ。
6回も聴いたのだから1本当たり棒が出てもいいけどな⁈
初めて聴く指揮者鈴木衛クンは9年前に音大卒の若手だが、プレトークもうまい。客席の気持ちをすーっと掴んで音楽へ誘う。
毎年の年末の演奏会では最後に蛍の光を演奏し、オケがお客を見送ってくれる。「第九」でなくともこの慣例は続けているようだ。ホクホクした気持ちで蛍の光が流れる会場を出たよ。
2021年11月19日金曜日
鳥木弥生メゾ・ソプラノリサイタル
2021-11-19 @かなっくホール
鳥木弥生:メゾソプラノ
小埜寺美樹:ピアノ
<特別ゲスト>
小林厚子:ソプラノ
ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」酷い宿命よ!
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」手紙の二重唱**
レオンカヴァッロ:歌劇「ラ・ボエーム」これが運命!
プッチーニ:歌劇「外套」あんたがこの袋の中身を
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」ある晴れた日に*
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」花の二重唱**
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」美しい夜、愛の夜(ホフマンの舟歌)**
ビゼー:歌劇「カルメン」前奏曲 Pf.Solo
ビゼー:歌劇「カルメン」ハバネラ
トーマ:歌劇「ミニヨン」君よ知るや南の国
サン=サーンス:歌劇「サムソンとダリラ」あなたの声に心は開く
ガスタルドン:禁じられた音楽
オブラドルス:一番細い髪で*
マスカーニ:アヴェ・マリア**
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ビゼー:歌劇「カルメン」セギディーリャ
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」アイーダとアムネリスの二重唱**
**二重唱
*小林ソロ
尤も、今回のリサイタルでその陽気で一捻りあるおもしろい人柄に接したので、今やスズキのイメージは壊れてしまったのが良かったか悪かったか。
そして彼女の初リサイタルが何と我が地元かなっくホールとは嬉しや。おまけにゲストが小林厚子と幸せなこと。
もちろんかぶりつき席を確保。
因みにピアノが小埜寺美樹だ。
彼女は先日の「アイーダ」@ミューザでもピアノを受け持っていた。
この3人が一風変わっていて面白い。
歌の合間のおしゃべりタイムは会場を笑いに包み込んだ。
近くで見てよく分かったが、2人とも大柄で恰幅がいい!
新国立劇場最上階にも届く声を、今回は至近距離で聴いたので、僕の頭骸骨は共振し続け、脳みそが煮立つのではと思ったよ。あたかも歌う人間兵器だ。
アンコールを含み全15曲。
独唱は鳥木9曲、小林2曲。二重唱4曲。
いずれも素晴らしかった。
「カルメン」からの「ハバネラ」や「セギディーリャ」、「サムソンとデリラ」から「あなたの声に心は開く」はしなやかで妖艶さもにじみ美しい。
小林との「蝶々夫人」から「花の二重唱」は6月の日生劇場の舞台を思い起こさせる。
アンコールとは思えない「アイーダ」の二重唱は迫力満点。
ホフマンの船歌もしみじみ美しい。
なんとも楽しく贅沢な2時間也。
2021年7月13日火曜日
ジョルジュ・ビゼー/新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室 2021 「カルメン」全3幕
2021-07-13 @新国立劇場
ジョルジュ・ビゼー:カルメン<新制作>
全3幕〈フランス語上演/日本語及び英語字幕付〉
予定上演時間:約3時間10分
第Ⅰ・Ⅱ幕95分
休憩30分
第Ⅲ幕 65分
指揮:沼尻竜典
演出:アレックス・オリエ
美術:アルフォンス・フローレス
衣裳:リュック・カステーイス
照明:マルコ・フィリベック
合唱:新国立劇場合唱団、びわ湖ホール声楽アンサンブル
児童合唱:多摩ファミリーシンガーズ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
【カルメン】山下牧子
【ドン・ホセ】村上公太
【エスカミーリョ】須藤慎吾
【ミカエラ】石橋栄実
【スニガ】大塚博章
【モラレス】星野淳
【ダンカイロ】成田博之
【レメンダード】升島唯博
【フラスキータ】平井香織
【メルセデス】但馬由香
新国立劇場の高校生のためのオペラ観賞教室は、空席があれば、オトナも当日券を買って入場できる。
今日は、本来はミューザでランチタイムコンサートの日だったが、ふと、出かける前に、WEBで当日券の状況を見たら、1階の19列中央が空いていたので即GET!
観賞教室は手数料込み4730円!
歌手等が異なるとはいえ本公演の1/5だ(同じ1階席=S席の場合)。
こんな後方席で(1週間前に行った本公演は8列の中央。)楽しめるか不安もあったが、歌もオケも問題なし。歌手の顔が小さく表情を読み取るのは難しいが、Nikonの7倍のモノキュラーが役に立った。
本公演との違いは、指揮は大野和士から沼尻竜典に代わり、歌手も全員異なる。とは言え、山下牧子、村上公太、須藤慎吾、石橋栄実、平井香織等は新国立を初めあちこちの舞台で活躍している一流の歌手達だ。
全体として本公演と比べても遜色のない出来栄えだった。
中でも、一番感心したのはやはりミカエラ(石橋)だ。
これはもう役得というものだな。カーテンコールでも彼女への拍手が一番大きかった。
問題の演出は、基本は同じ。
無駄な部分が整理されて、今回の方が観易かった。
ただ、無理な設定は変わっていないので、プログラムの解説では人物紹介と粗筋紹介では矛盾も生じている。
場所の説明は明確にセビリアと書いてある(Aオリエの設定は東京である。無理だっちゅうの!なんで東京で闘牛なんかできるんだ。)。
頼まれた人も、筋の通った解説など書きようもない。
日本でロック歌手だと言ってみても、歌詞(字幕)まで変える訳ではないから、どうしても辻褄が合わなくなってくる。
ホンに人騒がせな演出家だ。振り回された関係者が苦労して尻拭いをしている。
と文句を並べたが、ビゼーの音楽は素晴らしいし、今日の歌手達の良い仕事ぶりは高校生の胸を打ったと思う。
♪2021-072/♪新国立劇場-06