2023年12月7日木曜日
東京都交響楽団 第988回 定期演奏会Aシリーズ
2023年12月6日水曜日
第1999回 NHK交響楽団 定期公演 B-1


2023年9月2日土曜日
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第388回定期演奏会
2021年12月15日水曜日
日本フィルハーモニー交響楽団 第373回横浜定期演奏会「第九」❶
2021-12-15 @ミューザ川崎シンフォニーホール
角田鋼亮:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
合唱:東京音楽大学
ソプラノ:澤江衣里
アルト :金子美香
テノール:村上公太
バリトン:青山貴
オルガン:花澤絢子*
J.S.バッハ:目覚めよと、呼ぶ声す BWV645
レーガー:クリスマスの夢 op.17-9
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
-----以上3曲オルガン独奏*-----
ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125
まず第1回目は日フィル。
その初っ端の「第九」がびっくりだった。
弦10型(10-8-6-5-4)という極小サイズ。
日フィルの「第九」は別にコバケンも5回振るので、要員を2手に分けたか…なんてことはないだろう。
小編成だと声部が聴き取り易いという利点はある。
だが、弦5部を縮小しても管の編成は変える訳にゆかない。
少数弦は共鳴も少なく、響きは薄い。
普段は弦に埋もれているような管のフレーズが聞こえてくるのも面白いけど、モダンな大編成に慣れた耳には違和感が強かった。
いっそ、楽器も弦も奏法も変えて古楽アプローチするのも手だが(昨年聴いたオルケストル・アヴァン=ギャルドの徹底した古楽アプローチは素晴らしい「革新の第九」だった。)、日フィルメンバーには慣れてないから無理だろう。
そんな訳で、中途半端な寂しい「第九」だった。
演奏のテンポは、特に速い感じはしなかったが終わってみると60分強で、長さもコンパクト(それ自体は全然問題じゃないけど。)。
低弦が少ないから4楽章のレシタティーヴォも”熱”を感じない。
合唱は60名全員マスクで歌った。60人も並んだ割にはこちらも”熱”を感じない。あのマスク何とかならんかい!
独唱陣は、3楽章前にこっそり入場して舞台奥で歌った。1F客席最前列から4列も閉鎖したのだから舞台前方で歌えば良かったのではないか(皆んな馴染みの歌手達なのに顔がよく見えない。)。
終演後のカーテンコールが盛り上がりに欠けたのは、角田クンのステージングが悪い。
せめて、ここでは独唱陣を舞台前に呼んで拍手を受けさせるべきだった。
みんなの「頑張り」が「歓喜」には至らなかった。
出鼻を挫かれた格好の「第九」だが、まだ残り7回!
2017年11月12日日曜日
東京交響楽団 川崎定期演奏会 第64回
ユベール・スダーン:指揮
東京交響楽団
フランク・ブラレイ:ピアノ*
マックス・レーガー:ベックリンによる4つの音詩 作品128
ヴァンサン・ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲 作品25*
ドボルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界から」
ところで、レーガー(1873-1916)、ダンディ(1851-1931)って誰?
レーガーの名前には聞き覚えがあったが、それ以外に何の知識もない。ダンディに至っては名前も知らなかった。20世紀まで生きた人だから、ひょっとして七面倒な無調とか調性拡大の独りよがり音楽ではないか、と心配していたが、全くの杞憂だった。
音楽史的には後期ロマン派らしい。
前者の「ベックリンによる4つの音詩」は4曲構成。ドビュッシーなどを思い出させるゆったりと幻想的な音楽。第4曲だけが、賑やかで諧謔的。

もちろんこの曲も初めて聴いたが、まずは「ローフォ・オブ・ザ・リング」の映画音楽にもそのまま使えそうな、実に分かりやすく親しみやすい音楽だ。そして明らかにドイツ的ではない(フランス人)。ラフマニノフ、ドボルザーク、ショパンなどのエッセンスが取り込まれているような気がした。ま、とにかく聴きやすい。遊び心もあってユーモラスな作品だ。
そして、メインは「新世界から」。
スダーンの指揮は引き締まって、テンポも速めで、オケも快調に飛ばしていた。
4楽章に木管の小さなミスがあったが、それを吹き飛ばすような金管のファンファーレで高揚して万事良し。
♪2017-178/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-30
レーガー:ベックリンによる4つの音詩⇒
https://youtu.be/fx0GnimY8GE
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲⇒
https://youtu.be/C9yOyZQ4Tzw