2023年10月15日日曜日
文楽協会創立60周年記念 人形浄瑠璃文楽 「桂川連理柵」
2023年2月11日土曜日
未来へつなぐ国立劇場プロジェクト 初代国立劇場さよなら公演 近松名作集第Ⅲ部 女殺油地獄
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2022年5月8日日曜日
豊竹咲太夫文化功労者顕彰記念 文楽座命名150年 文楽公演第Ⅲ部
2021年2月19日金曜日
鶴澤清治文化功労者顕彰記念 人形浄瑠璃文楽 令和3年2月公演第Ⅲ部
2021-02-19@国立劇場
●冥途の飛脚
淡路町の段
封印切の段
道行相合かご
小住太夫/清𠀋/織太夫/宗助/
千歳太夫/富助/
三輪太夫/芳穂太夫/亘太夫/碩太夫/團七/團吾/友之助/清允
紋臣/亀次/勘市/勘十郎/玉佳/文司/蓑一郎/勘彌/玉翔/玉誉〜
近松の心中もの。ちょうど4年前の2月公演でも上演されて観に行った。
遊女梅川に入れ込んだ飛脚問屋の跡継忠兵衛が、預り金に手を付けてまで身請けしたものの、それまでに築き上げてきた財産も信用もなくした上に法を犯して追われる身となり果てる。
かくなる上は二人して「生きられるだけ生きよう」と必死の道行。
霙の舞う中、一枚の羽織を「お前が」、「忠兵衛さんが」と互いに着せ合うのが美しくも哀しい。
自分で自分を冥土に運ぶ飛脚になってしまった忠兵衛は二十四歳。
梅川も二十歳前後だろう。
分別無くし、運命の糸に絡みとられて死出の旅。
♪2021-015/♪国立劇場-02
2020年9月22日火曜日
人形浄瑠璃文楽令和2年9月公演第Ⅲ部
2020-09-22 @国立劇場
絵本太功記 (えほんたいこうき)
夕顔棚の段
睦太夫/清志郎
尼ヶ崎の段
前 呂勢太夫/清治
後 呂太夫/清介
人形役割
母さつき⇒勘壽
妻操⇒簑二郎
嫁初菊⇒一輔
真柴久吉⇒文昇
武智光秀⇒玉志
武智十次郎⇒勘彌
加藤正清⇒勘次郎
ほか
「絵本太功記」。これは人気演目で上演機会も多く僕も観ている。が、面白さが分からないのが悲しい。
登場人物の名前はお上の規制のために変えてあるが、要は明智光秀が信長を討ち取った直後の光秀の家族に降りかかる悲劇だ。
1人尼崎で蟄居する光秀の母の元に吸い寄せられるように集まる家族。
光秀の妻、夫妻の息子、その許嫁、謎の旅僧(実は秀吉)、旅僧を追ってきた光秀。
主人殺しを許せない気持ちと我が子可愛さとの思いで、それぞれに引き裂かれそうになっている母と妻。
知ってか知らずか勢いたつ光秀は、風呂に入った旅僧を秀吉と睨んで外から竹槍を。が、中にいたのは身代わりになった母だった。光秀の犯した罪の重さを知らしめ、大罪が少しでも軽くなるようにと身を呈した母。祝言をあげたばかりで初陣した息子は息も絶え絶えに帰参する。
この状況で光秀や如何!
ま、その辺に中々共感できないのだが見所・聴き処は多い。
♪2020-055/♪国立劇場-06
2020年2月12日水曜日
人形浄瑠璃文楽令和2年2月公演第Ⅲ部
2019年9月19日木曜日
人形浄瑠璃文楽令和元年09月公演 第1部 心中天網島
北新地河庄の段
三輪太夫/清志郎
呂勢太夫/清治
天満紙屋内の段
津国太夫/團吾
呂太夫/團七
大和屋の段
咲太夫/燕三
道行名残の橋づくし
芳穂太夫・希太夫・小住太夫・亘太夫・碩太夫/
宗助・清丈・寛太郎・錦吾・燕二郎
人形役割
紀伊国屋小春⇒和生
粉屋(こや)孫右衛門⇒玉男
紙屋治兵衛⇒勘十郎
女房おさん⇒勘彌
ほか
妻子有28歳紙屋治兵衛が曽根崎新地の19歳遊女小春に入れあげ、女房おさんは苦しみつつも亭主の顔を立て、小春もおさんと治兵衛の情の板挟みで身動き取れず。
恋・金・義理・人情が絡んでほぐれずどうにもならぬと落ちてゆくも哀れなり。
「道行名残の橋づくし」の義太夫に乗せて、難波の川端彷徨って遂には網島・大長寺で情死する。治兵衛と小春は身から出た錆とは言えるが、おさんがあまりに可哀想。4時間近い大曲だが救いのない話に悄然と劇場を出る。
♪2019-141/♪国立劇場-11