2020-09-22 @国立劇場
絵本太功記 (えほんたいこうき)
夕顔棚の段
睦太夫/清志郎
尼ヶ崎の段
前 呂勢太夫/清治
後 呂太夫/清介
人形役割
母さつき⇒勘壽
妻操⇒簑二郎
嫁初菊⇒一輔
真柴久吉⇒文昇
武智光秀⇒玉志
武智十次郎⇒勘彌
加藤正清⇒勘次郎
ほか
「絵本太功記」。これは人気演目で上演機会も多く僕も観ている。が、面白さが分からないのが悲しい。
登場人物の名前はお上の規制のために変えてあるが、要は明智光秀が信長を討ち取った直後の光秀の家族に降りかかる悲劇だ。
1人尼崎で蟄居する光秀の母の元に吸い寄せられるように集まる家族。
光秀の妻、夫妻の息子、その許嫁、謎の旅僧(実は秀吉)、旅僧を追ってきた光秀。
主人殺しを許せない気持ちと我が子可愛さとの思いで、それぞれに引き裂かれそうになっている母と妻。
知ってか知らずか勢いたつ光秀は、風呂に入った旅僧を秀吉と睨んで外から竹槍を。が、中にいたのは身代わりになった母だった。光秀の犯した罪の重さを知らしめ、大罪が少しでも軽くなるようにと身を呈した母。祝言をあげたばかりで初陣した息子は息も絶え絶えに帰参する。
この状況で光秀や如何!
ま、その辺に中々共感できないのだが見所・聴き処は多い。
♪2020-055/♪国立劇場-06