2020-09-16 @歌舞伎座
色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
かさね
与右衛門⇒幸四郎
捕手沢田⇒隼人
同 飯沼⇒鷹之資
かさね ⇒猿之助
「いろもようちょっとかりまめ」とはなかなか読めないのだけど、2度目なので覚えていた。到底読めそうもないタイトルほど覚えやすいものだな。
「かさね」は「累」だ。怪談「真景累ヶ淵」と同根の話である。
与右衛門(幸四郎)は、腹に自分の子を宿す累(猿之助)の身体に過去の過ちの報いが現れた事で恐ろしくなり、彼女を斬り殺して逃げるが、怨霊となった累が彼を襲う。
清元による舞踊劇で台詞は少ないが、全篇の2人の動きがしなやかで緊張が漂う。
残酷だけど美しい。
哀れだが美しい。
♪2020-050/♪歌舞伎座-04