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2019年9月17日火曜日

みなとみらいクラシック・マチネ~名手と楽しむヨコハマの午後〜 カルメン VS カヴァレリア・ルスティカーナ 〜二つの物語で奏でる、愛とヴェリズモの賛歌〜

2019-09-17 @みなとみらいホール


城宏憲:テノール
城えりか:ソプラノ
今井俊輔:バリトン
中桐望:ピアノ

【第1部】マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から
前奏曲
シチリアーナ
馬車屋の歌(駒は勇んで)
ママも知るとおり
ここにいたのかサントゥッツァ(二重唱)
主が貴方を導いて下さったのだわ
間奏曲
万歳!泡立つ葡萄酒よ(乾杯の歌)
決闘の約束
母さん、あの酒は強いね

【第2部】ビゼー:歌劇「カルメン」から
前奏曲
ハバネラ
セギディーリャ
シャンソン・ボエーム(モシュコフスキ編)
闘牛士の歌
花の歌
愛しているのなら、どこまでも
決闘の二重唱
愛の小デュエット
あんたね?俺だ!(二重唱)

クラシック・マチネシリーズ。
今日は歌手3人とピアノで前半は「カヴァレリア・ルスティカーナ」、後半は「カルメン」から前奏・間奏曲を含め各1時間、10曲ずつでコンパクトに楽しませてくれた。
出演は城宏憲Tn、城えりかSp、今井俊輔Br、中桐望Pf

「カルメン」は何度も経験済みだが、「カヴァレリア・ルスティカーナ」はビデオでは何回か観ているものの本舞台の経験がないので話の中身はウロ覚えだったが、プログラムの解説に加えナレーションもあったので字幕無しでも十分理解できた。

みんな上手だけど、なんたって、2時間休みなしでピアノを弾きまくったお姉さんが凄い。

小ホールなのでとてもよく響いて心地良い事。

歌手は客席後方から歌いながら出てきたり、舞台奥でも歌ったりと、制約の多い空間を工夫して楽しませてくれた。
終わった頃には舞台と客席は親密な情で結ばれた感じもして幸福な音楽会ではあった。


♪2019-140/♪みなとみらいホール-41

2018年9月25日火曜日

神奈川フィルの名手による室内楽シリーズ《名曲の午後》第11回 「室内楽によるブルックナーの『交響曲第7番』」

2018-09-25 @フィリアホール



石田泰尚:第1バイオリン/神奈川フィル首席ソロ・コンサートマスター
直江智沙子:第2バイオリン
大島亮:ビオラ
門脇大樹:チェロ
米長幸一:コントラバス
齋藤雄介:クラリネット
豊田実加:ホルン
中桐望:ピアノ
北村朋幹:ピアノ
西沢央子:ハルモニウム

ヒンデミット:朝7時に村の湯治場で素人の楽団が初見で演奏をする「さまよえるオランダ人」序曲
ブルックナー(E.シュタイン、H.アイスラー、K.ランクル編曲):交響曲第7番ホ長調WAB107(混合九重奏版)

ブルックナーの交響曲はマーラーほどではないが、毎年どこかのオケが取り上げるので、記録を残している2014年以降、僕は1年に4本弱平均で聴いている。とはいえ、全10曲もあるから、中には第1番のように生では聴いたことがない作品もあり、第2、6、8、9番は1度ずつしか聴いていない。多いのは第5番で、それに第4番と第7番が続く。
というわけで第7番は比較的聴く機会が多い。にもかかわらず、馴染みが少なく、あまり良い印象を持っていなかった。

今回、神奈川フィルの首席クラスで、室内楽としてブルックナーの第7番をやるというのでずいぶん楽しみだった。

「神奈川フィルの名手による室内楽シリーズ《名曲の午後》」の前回はシューベルトのロザムンデ(原曲は弦楽四重奏曲)を弦楽十二重奏で演奏したのが面白かったが、今回は、弦5部各1人ずつにピアノ連弾、ホルン、クラリネット、ハルモニウムという非常に変わった編成の10人による九重奏だ。

こういう小編成でやると、各声部の動きがよく分かるので、その点では面白く聴いた。が、当然ながらオケのようなアンサンブルに厚みがないし、せめてティンパニーでも入っておれば迫力も出たろうけど、えらくおとなしい音楽になってしまった。

かの大作を、手軽に演奏してみる、という楽しみのために編曲されたのではないか。聴手より、むしろ演奏家たちの楽しみのための作品だ。

ロザムンデと異なって、この音楽は、やはり大規模なオーケストラで味わいたいな。

♪2018-118/♪フィリアホール-03

2018年8月8日水曜日

みなとみらいクラシック・マチネ~名手と楽しむヨコハマの午後〜

2018-08-08 @みなとみらいホール


大山大輔:バリトンB
野々村彩乃:ソプラノS
中桐望:ピアノ

ホワイト(騎士道)とブラック(欲望)をテーマに、オペラとミュージカル作品の登場人物を歌い分ける!
【第1部】ホワイト(騎士道)
●モーツァルト:オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」より“彼に目を向けてください”【グリエルモ役】B
●ワーグナー:オペラ「タンホイザー」から“夕星の歌”
【ヴォルフラム役】B
●クロード=ミシェル・シェーンベルク:ミュージカル「レ・ミゼラブル」から”星よ”【ジャベール役】B
●レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」から”間抜けな兵隊さん”【ダニロ役】&【ハンナ役】B&S
●ミッチ・リー:ミュージカル「ラ・マンチャの男」から“見果てぬ夢”【セルバンテス&ドン・キホーテ役】B
●プッチーニ:オペラ「トスカ」から“歌に生き 恋に生き”【トスカ役】S
●ヴェルディ:オペラ「ドン・カルロ」から“最後の時が来た”【ロドリーゴ役】B

【第2部】ブラック(欲望)
●ヴェルディ:オペラ「オテロ」から“俺は信じる 残忍な神を”【イアーゴ役】B
●モーツァルト:オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」から“女も15にもなれば”【デスピーナ役】S
●沼尻竜典:オペラ「竹取物語」から“かぐや姫へ捧げるアリア”【庫持皇子役】B
●モーツァルト:オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から”お手をどうぞ”【ドン・ジョヴァンニ役】&【ツェルリーナ役】B&S
●ベートーベン:オペラ「フィデリオ」から“絶好の機会だ”【ピッツァロ役】B
●A・ロイド・ウェバー:ミュージカル「オペラ座の怪人」から“ミュージック・オブ・ザ・ナイト”&”ザ・ポイント・オブ・ノー・リターン”【オペラ座の怪人役】&【クリスティーヌ】B&S
●宮川彬良:オペラ「ブラック・ジャック」から”コップ一杯の空を飲んでいるか”【ブラック・ジャック役】B

みなとみらいホール「クラシック・マチネ」シリーズの今季第1回はバリトンの大山大輔にソプラノの野々村彩乃が賛助出演。

野々村といえば、横浜・みなとみらいホールで開催されている「全国学生音楽コンクール」声楽・高校の部で優勝(後日大学の部でも優勝)し、高校野球春の選抜で「君が代」を歌って超有名になった人だ。
今日の楽しみはその一点。

大山くんはオペラなどで何度か聴いている。
オペラ座の怪人にも出てたんだね。とても上手です。

でも、興味は野々村嬢。あの「君が代」には痺れた。
あれから8年余か。
すっかり大人になった野々村嬢。歌唱力はプロに相応しいがあの感激は得られず…(/_;)。
アンコールで「君が代」をやってほしかったが、今日はアンコールはなしだった。
ま、いつまでも「君が代」の野々村と言われたくもないだろうけど。

http://bit.ly/2My600c

♪2018-096/♪みなとみらいホール-22