2021年12月10日金曜日
横浜バロック室内合奏団定期演奏会100回 〜バロックのクリスマス
2021年10月15日金曜日
横浜バロック室内合奏団定期演奏会99回 〜モーツァルトの魅力
2021-10-15 @ひまわりの郷
横浜バロック室内合奏団
Vn小笠原伸子、有馬希和子、梅原真希子、眞中望美
Va小森佳奈、櫻井すみれ
Vc間瀬利雄、中垣文子
Cb大西雄二
小笠原伸子:独奏バイオリン*
百武由紀:独奏ビオラ*
早川昭三:バロック風「日本の四季」から「秋」
モーツァルト:セレナーデ第13番ト長調 K525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
モーツァルト:バイオリンとビオラの為の協奏交響曲 K364*
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モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ニ長調K334(320b)からメヌエット
これがホンに大傑作だ。3楽章形式で、用いられた原曲は「虫の声〜荒城の月〜村祭り」だが、いずれもビバルディをパロったバロック風仕上げが良くできていて、思わず笑ってしまう。次回「冬」も楽しみだ。いずれは全4曲を通しで聴きたいものだ。
今日は総勢8+1人の弦楽合奏。
横浜バロック〜は熟年婦人中心の合奏団だが、中に20歳台のお嬢さんが2人。
彼女達は「村祭り」を知らなかったそうだ。リハーサルの際にそれを知った主宰の小笠原女史が「世代間ギャップにとても驚きました!」と言っていたが、今の小学校の音楽教育はどうなっているんだ?日本文化でもあるこれらの名曲を是非とも次代に伝えていって欲しいね。
アイ・クラはこの1月で3回目。1月前に聴いた弦楽5重奏版がスリリングで面白かったが、今回も小編成ならではの面白さを楽しんだ。
後半はモーツァルト「バイオリンとビオラの為の協奏交響曲」。
第2楽章Andanteはちょいと泣かされそうに美しい。
独奏ビオラの音がガット弦らしく柔らかで実に綺麗な音だが独奏Vnとは合わない。
後で聞いたら、案の定、1&4弦だけガットを使っていたそうだ。こだわりの音作りだ。
であるなら、独奏バイオリンもガットで聴きたかったね。
2021年7月2日金曜日
横浜バロック室内合奏団定期演奏会98回 〜室内楽の楽しみ
2021-07-02 @ひまわりの郷
横浜バロック室内合奏団
Vn小笠原伸子*、有馬希和子*、小澤郁子、眞中望美
Va百武由紀*、櫻井すみれ
Vc岡本蒼馬、間瀬利雄*
Cb大西雄二*
ピアノ:堀由紀子**
早川昭三:バロック風「日本の四季」から「夏」
ドボルザーク:弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op77*
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op11(室内楽伴奏版)**
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ショパン:前奏曲嬰ハ短調 Op45**
これがホンによくできている。3楽章のそれぞれに日本の童謡などが織込まれ、第1楽章は「我は海の子」がフーガ展開する。
2楽章は「雨が降ります」、最後は「松原遠く」。
なんて楽しい音楽だ。
弦のみ総勢9人。
2曲目はドボルザーク弦楽5重奏曲2番ト長調。
これは珍しい。
初聴きかも。
知らされていなければ3楽章迄は誰の作品か分からなかったと思うが、終楽章にきてドボルザークらしい土着風の旋律と展開で、なるほどと納得した次第。
五重奏は弦楽四重奏にコンバスの組合わせ。この編成も珍しいと思う。
最後は弦楽八重奏がオケの代わりをするショパンのピアノ協奏曲第1番。独奏は堀由紀子…て知らない。横浜バロック〜を主宰する小笠原伸子の同級生と言うから、藝大を<随分前>に卒業した人らしい。
これが実に素晴らしい演奏だった。
指揮者のいないアンサンブルだが、とても息が合っていて、今正に仲間と音楽を創っている喜びに溢れていた。
それにしてもひまわりの郷の音響の良さ!とりわけピアノはくぐもったりせずカーンと抜けてくる。
明るくて粒立ちがよくコロコロと転がる。
それに引きかえ、サントリーホールのピアノの音は何とかならんか!
先日の上原彩子、小曽根真、いずれも熱演だったが、音が暗くて重くて弾まない。
♪2021-065/♪ひまわりの郷-2
2021年5月7日金曜日
横浜バロック室内合奏団定期演奏会97回 〜ドイツバロックの華
2021-05-07 @ひまわりの郷
横浜バロック室内合奏団
Vn小笠原伸子、根来由美、吉成とも子
Va小森佳奈、櫻井すみれ、眞中望美
Vc間瀬利雄、中垣文子、岡本蒼馬
Cb大西雄二
Cemb山口範子
Fl竹森ゆきえ
ビバルディ:バイオリン協奏曲ホ長調 作品8-1「四季」から”春”
早川昭三:バロック風「日本の四季」から”春”
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
テレマン:「食卓の音楽」第2集第4曲”トリオソナタ ホ短調” TWV42:e2
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
-----アンコール-----
J.S.バッハ:G線上のアリア
みなとみらいホールが休館の為に会場が今季から上大岡駅そばの「ひまわりの郷」(港南区民文化センター)に移った。
「フィリアホール」や「かなっくホール」と同じ位置付けの横浜市の公的施設だが、立派なので驚いた。
響も少し硬めだけど悪くない。
今季第1回目の今日は「ドイツバロックの華」というテーマでプログラムが構成されていた。
J.S.バッハが中心でビバルディ、テレマン等。
異色は早川昭三の「日本の四季」から「春」。
今後毎回「四季」からその季節の曲を取り上げるそうだ。
いかにもバロック音楽という出だしだが、よく聴いていると日本古謡や童謡が素材になっていて面白い。
編成は5人から11人。弦5部にCemb。今回はFlが客演というスッキリ編成。
全曲明るい調子で、小難しいところがないのがバロックの良さ。
それにメンバーのうち9人が女性で、全員カラフルなドレスというのも華やいでいい。
肩の凝らない息抜きコンサートだ。
♪2021-044/♪ひまわりの郷-1