2020年1月24日金曜日

新日本フィル:#28ルビー<アフタヌーン コンサート・シリーズ>

2020-01-24 @すみだトリフォニーホール


キース・ロックハート:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団

小曽根真:ピアノ*

バーンスタイン:『キャンディード』序曲
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ長調*
バーンスタイン:オン・ザ・タウン
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
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ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド

キース・ロックハートという初顔の米国人がバーンスタインとガーシュウィンの陽気で賑やかな音楽を楽しそうに演奏した。
4曲中全く聴き馴染みがなかったのがピアノ協奏曲だが、これも爽快だった。
小曽根のピアノがアドリブ効かせて、超ビッグバンドジャズを彷彿とさせた。

こういう、肩肘張らないのが嬉しい。

「東フィルと新日フィルにハズレなし」という自家製格言は東フィルが前回怪しかったけど、新日フィルは本当にハズレない。いつも高水準の演奏を聴かせる。すみだトリフォニーもとても好ましい響きだ。
今日は、ピアノ協奏曲の演奏前に、小曽根とロックハートによる短いお喋りがあった。両者ともマイクを使ったが、その声がよく聴き取れた。このサイズのコンサートホールでは残響で発音がぼやけてしまう事も少なくないが、PA装置も考えてあるのかも知れないが、無駄な響きがない。

こういう良い響のホールで外さない演奏を聴くのは誠に以て楽しい。

しかし、1階席のは(後方を除いて)傾斜不足なために、前席の頭が邪魔なのがつらい。もっと傾斜をつけるか、県民ホール、オペラシティ、日生劇場のように1列毎半席分ズレた配置にしてくれたら良かったのだが。

♪2020-011/♪すみだトリフォニーホール-01