東京交響楽団
上原彩子:ピアノ*
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58*
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 作品64
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チャイコフスキー :「四季」から1月「炉端で」*
昨日も別趣向だが同じくミューザで小編成で快活な東響を聴いたが、今日は大編成で「ルスランとリュドミラ」序曲がメリハリの効いた素晴らしい演奏で<管弦楽の魅力>が爆発していた。
この曲はどのオケで聴いてもそれなりに聴き応えがあるのは、管弦楽技法の巧さだろうか。弦にあまり無理を強いていないのか分からないが、結果的に弦の破綻がない…あるいは目立たない。
上原彩子も楽しみだったが、彼女は堂々としたベートーベンを聴かせてくれたものの、中編成になったオケが少しボヤッとしたのが惜しかったが、
ところが、大編成に戻ったチャイコになるともっと雑になってしまった。
おかしい。
何が違うんだろうとずっと頭を捻りながら聴いていた。
初顔の指揮者とリハーサルが十分できなかったのか。
コンマスの急遽変更も関係ある?
変わった廣岡氏はいつになく堂々としてたが。
音の末尾が揃わないという感じがザワザワの原因だろう。
「ルスラン〜」は超速で駆け抜けてゆく音楽だからアラも目立たなかっただけなのかも。
♪2020-009/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-02