2022-03-02 @県立音楽堂
オール・ショパン・プログラム
華麗なる大円舞曲変ホ長調 Op.18
ノクターン 第8番変ニ長調 Op.27-2
スケルツォ 第1番ロ短調 Op.20
ピアノ協奏曲第2番第2楽章 ラルゲット
(ピアノ独奏版:ライネッケ編曲)
幻想曲 ヘ短調 Op.49
ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2
ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄」Op.53
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調「葬送」Op.35
----アンコール----
スクリャービン:左手のためのノクターン Op.9-2
ミッシャ・レヴィツキ:魅惑の妖精
今回はリサイタルなので、プログラム構成の意図などいろいろ話をしてくれたが、とても上手だし自然体なのがいい。
その話の要点は、なぜオール・ショパン・プログラムなのか?
彼曰く。自分は39歳になった。この年齢はショパンが亡くなった年齢だ。そのタイミングで是非、早逝したショパンに思いを馳せたかった。ソナタ「葬送」を選んだのもその趣旨に出たものだ。
この説明を聞いて、すっかり、受け入れ準備が整ったよ。
昨日、實川くんを聴いた(こちらもショパンばかり)ばかり。
兼ねてからこの二人、感じが似ているので判別が難しかったが、今日、ようやく分かった。
ハンサムなのが實川くん。イケメンなのが福間くん。??
昨日、實川くんが弾いた「ひまわりの郷」も響きが良いが、今日はなんといっても音楽堂。
ピアノはこうでなくっちゃと、明かるくカーンと抜けてゆく。あそこは舞台が共鳴箱なのだと思う。
1曲目のスクリャービンはまるでショパン風だが、最後まで左手しか使わず。技術的には相当難しそう。これが本編で弾いた夜想曲と作品番号が同じという”お遊び”?
2曲目も初聴き。これの説明は聞き損じたがやはりショパンぽい綺麗な曲。
曲間の拍手は2回だけ。他は、連続して演奏した。
緊張感溢れる良い舞台だった。
♪2022-029/♪神奈川県立音楽堂-03