2022-03-19 @県民ホール
日本フィルハーモニー交響楽団
小林美樹:バイオリン*
メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲 ホ短調 op.64*
マーラー:交響曲第1番《巨人》 ニ長調
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J.S.バッハ:無伴奏バイオリン組曲第1番サラバンド
今日は、大植英次の指揮で。
彼の人間性に魅力を感じているので、彼がやりたいようにやってくれたらそれで満足。
今日のようにテンポは自在(過ぎ!)で、歌はベタベタとくどくともOK。
終曲までの道中の各所に大植印を撒き散らした。
あまりに独自色が強くて音楽としてついてゆけないけど、そこも大植流の面白さ。
民族臭プンプンの舞曲集のような軽い俗っぽさをこれでもかと聴かせるのは、案外、マーラーの本質なのかもなあと思いながら聴いた。
前半は小林美樹のメンコン。
冒頭の音が硬くて驚いたが、そのうち普段の柔らかさ、力強さを取り戻した。空調が徐々に本気を出してきたからだろう。
「雨の日はホールの響きが良い」…と言う仮説が、久しぶりに当たった。
こちらは大植流独自色も封印され、品よく正統的メンコンを楽しんだ。