2021年9月17日金曜日

東京フィル第958回サントリー定期シリーズ

2021-09-17 @サントリーホール


チョン・ミョンフン:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団

ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
----アンコール--------------------
ブラームス:ハンガリアンダンスNo.1ト短調


先日、NHKが東フィルとチョン師の真摯なブラームスへの取組みぶりを放映したばかりだったので(7月定期もすばらしかったし)、今日のサントリーホールはチョン・ミョンフン教祖の司祭する聖堂のような雰囲気(っとこれは言い過ぎかも)。

そして、演奏は、ただならぬ気合の入り方で物凄い圧力を感じた。

ブラームスの交響曲という重量級の作品を2本、演奏する方も大変だろうが、聴く側も気楽には聴けない。精神力を試されているようなところがある。


それにしても、ブラームスの底力というか真価を改めて思い知らされた。たぶん僕はブラームスの入付近口を彷徨っているに過ぎないのだけど、それでも奥の深さは感じられる。


カーテンコールは7月定期の際と同じく、熱狂のうちに進行した。指揮者のみならずオケも再登場して客席はほとんどが立ち上がって拍手した。


面白いのは、前回7月定期の際も同様だったが、ブラボータオルを掲げる人が1人もいなかった(正しくは僕の席からは見えなかった)事。


チョン師のブラームスにタオル⁉︎

そんな軽い反応を許さない雰囲気だったかも。


♪2021-098/♪サントリーホール-12