2021-09-24 @すみだトリフォニーホール
大植英次:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
新日本フィルハーモニー交響楽団
吉井瑞穂:オーボエ*
モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲
D.チマローザ:オーボエ協奏曲ハ短調*
マルチェッロ:オーボエ協奏曲ニ短調*
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 op.90 「イタリア」
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モーツァルト:オーボエ四重奏曲から第2楽章*
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢からスケルツォ
2019年の100回目は7月15日(年間217回)。
コロナ塗(まみ)れの2020年は1年間でジャスト100回。
そして今年は今日が100回目のコンサート。
だからと言って格別のことでもないのだけど、たまに残念に思う時がある新日フィル定期だが、今日の出来には大いに満足した。
熱血漢大植英次の指揮だからという訳でもないだろうが、弦のアンサンブルがいつになく綺麗なので驚いた。
それは、2、3曲目のオーボエ協奏曲で一段と発揮された。
というのもチマローザではオーボエ+弦5部、マルチェッロではオーボエ+チェンバロ+弦5部というシンプルな編成で、吉井瑞穂のオーボエの音色と共にひときわ弦の美しさを堪能できた。
オーボエのアンコールではバイオリン+ビオラ+チェロも加わって四重奏を。これも一段と美しかった。
メインの「イタリア」にも久しぶりに魅了された。
管と弦の混ざり具合が絶妙なのだ。
前半には弦楽の、後半には管・弦・楽の味わいが楽しめた。
指揮ぶりに特別なことはなかったが、音楽の端々に大植氏の情熱が行き渡っていたようだ。
♪2021-100/♪すみだトリフォニーホール-05