2021-09-26 @ミューザ川崎シンフォニーホール
ユベール・スダーン:指揮
東京交響楽団
メゾソプラノ:加納悦子
フランク:交響詩「プシュケ」より第4曲“プシュケとエロス”
ショーソン:愛と海の詩
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
代役を務めた加納悦子の歌唱にも好感。
問題は後半。
スダーンというと「爆音・轟音」のイメージが付き纏うが、今回もすダーン節が炸裂した。
これを好意的に取れる人には、極楽の1時間だったかも。
僕は、第1楽章始まって間もないホルンの旋律に違和感を感じた時点で、《疑問》のスイッチが入ってしまった。
結局、終始独自色が強すぎ、強弱も甚だしく、そもそもが断片の集積のような音楽が一層まとまりを欠いて「幻想」は「幻滅」に変わった。
♪2021-103/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-31