2021-09-25 @県民ホール
梅田俊明:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:小山実稚恵*
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30*
チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 op.34
-----アンコール-----
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 作品48から第2曲「ワルツ」
といっても、ロシア臭はほぼ無い作品ばかり。
前半にラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番という重量級。
マチネが延びた為に開演時間にギリギリ到着したので呼吸を整えながら聴く。
実稚恵先生、もう随分前から「今が旬」を維持しているやに聴こえる。まったく驚嘆だ。
オケは12型だったが、双方とも力を出し合った横綱相撲の感。
約40分の大曲で、音楽を聴く、というより体験するという感覚。
後半は弦14型に拡大してチャイコフスキーのロメ・ジュリ、更に打楽器を4人加えてリムスキーコルサコフのスペイン奇想曲といずれも管弦楽技法の粋を集めたような絢爛豪華な重量級が続いた。
昨日の新日フィルも管弦楽の魅力を十分聴かせたが、今日の日フィルはこれを上回る(音楽が全然違うので)迫力を楽しんだ。
こういう重量級の音楽は、やはり、音が塊で突撃してくる(?)県民ホールのようなプロセニアム付きの大ホールが似合うなあ、と思いながら聴いていた。
これだけやればもう十分、なところ、アンコールでチャイコフスキー:弦楽セレナーデから「ワルツ」のサービス。
♪2021-102/♪県民ホール-09