2021-09-09 @サントリーホール
鈴木秀美:指揮
NHK交響楽団
J.S.バッハ:組曲第3番ニ長調 BWV1068
C. P. E. バッハ:シンフォニア 変ロ長調
C. P. E. バッハ:シンフォニア ニ長調
ハイドン:交響曲第98番変ロ長調 Hob. I-98
最初の2曲は弦+チェンバロ(通奏低音)のみ。
残りの2曲は管打も入った。
弦編成は最初が8型。残りは10型。
このプログラムは、珍しい、面白い企画だと思うけど、これをN響が定期でやるのかなあ、という疑問は拭えず。
何より、中途半端な古楽アプローチにスッキリしない。
次男作はそもそも聴いたことがなかった。
ハイドンの98番も生は初めて。
しかし、この聴き馴染みの薄い3曲が面白かった。
これらに共通するのは、作曲家の発明心というか、遊び心だ。
その後の交響曲とは音楽の性格が違ったし、演奏場所や目的が違ったからこういう冗談ぽいのも歓迎されたのだろう。
ハイドン交響曲でチェンバロが入っているのは98番が唯一らしいが、帰宅後楽譜を見ると、通奏低音てそもそもこういうものなのかもしれないが、全曲にわたって他の楽器の旋律とかぶっている。
そのせいもあろうが、僕の耳にはほとんど聴き取れなかった。
モダン弦相手にせめてフォルテピアノを使うというのは邪道なのだろうか?
♪2021-091/♪サントリーホール-11