2020年2月19日水曜日

東京フィル第131回東京オペラシティ定期シリーズ

2020-02-19 @東京オペラシティコンサートホール


チョン・ミョンフン:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場合唱団
杉並児童合唱団

カルメン:マリーナ・コンパラート
ドン・ホセ:キム・アルフレード
エスカミーリョ:チェ・ビョンヒョク
ミカエラ:アンドレア・キャロル
スニガ:伊藤貴之
モラレス:青山貴
ダンカイロ:上江隼人
レメンダード:清水徹太郎
フラスキータ:伊藤晴
メルセデス:山下牧子


ビゼー:歌劇『カルメン』(演奏会形式:全3幕・フランス語上演・字幕付き)

 前奏曲:約4分
第1幕:約50分
 間奏曲:約2分
第2幕:約40分
  ― 休憩:20分 ―
 前奏曲:約3分
第3幕第1場:約40分
 間奏曲:約2分
第3幕第2場:約20分
 合計:約3時間 (休憩含む)

演奏会形式「カルメン」全曲…というとデュトワ+N響を思い出す。あれは良かった。N響の時もメルセデス役は今日の山下牧子だった、というのはどうでもいいけど、歌手・合唱、オケのどれをとっても上出来で大満足だった(わずかな瑕疵は感じたが。)。

東フィルの出だしはざわつき感があったが程なく揃い出してからは最後まで高いテンションを維持した。

ピットのオケのくすんだ響も好きだが、舞台上のオケは明瞭で突き刺さるように音が飛んでくる。迫力十分なのに一定の透明感は維持しているから凄いものだ。

声楽の巧さはよく分からない(下手はすぐ分かる)し、日本人歌手以外は多分全員初めて?必ずしも世界の一流ではなさそうだが、僕にとってはみんな十分に巧い。

馴染み過ぎていて、時々緊張感をなくす「カルメン」だが、今日の演奏は、演奏会型式にもかかわらずやっぱり「カルメン」はいいぞと再認識。至福の3時間。

♪2020-027/♪東京オペラシティコンサートホール-02