2020-02-11 @みなとみらいホール
山田和樹:指揮
読売日本交響楽団
イーヴォ・ポゴレリッチ:ピアノ*
グリーグ:二つの悲しき旋律
シューマン:ピアノ協奏曲*
ドボルザーク:交響曲第7番
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アザラシヴィリ:無言歌(弦楽合奏版)
1曲目のグリーグとアンコールのアザラシヴィリは初聴き。
いずれも弦楽合奏。弦の編成は14型と16型。
今月に入って東響・都響・神フィル・東響でいずれも小編成の弦楽合奏が見事だったので、耳が繊細になりすぎていたか。
読響クラスでも奏者が増えると音が濁る…というより重い感じだ。
ピアノ独奏のポゴレリッチは多分2回目のはずだが記憶にも記録にも漏れているらしい。
シューマンを弾いた。
もう、冒頭の和音連打のテンポから違和感を感じた。
聴きなれていないだけだから集中してこの世界に入ろう、などという殊勝な思いは長く続かず途中から幽界離脱状態。
14型でも重く感じた弦はドボ7で16型になって更に重い。
金管の炸裂も心なしか輝きに欠ける。
いつもの読響とは違う。どうも入り込めない。
するとドボルザークの才能にさえ疑いが生じてくる。
山田和樹も読響も今日はポゴレリッチ症候群を抱えていたのではないか。
♪2020-019/♪みなとみらいホール-05