落語 山遊亭くま八⇒魚根問
漫才 ナイツ
落語 三遊亭遊喜⇒看板の一
曲芸 丸一小助・小時
落語 春馬 改メ 六代目 三遊亭圓雀⇒花筏
―仲入り―
講談 神田京子⇒与謝野晶子
落語 三遊亭圓丸⇒天狗裁き
ものまね 江戸家まねき猫
落語 三遊亭小遊三⇒引越しの夢
久々に楽しめた。
前座はパスして二つ目から。
山遊亭くま八の「魚根問」(さかな・ねどい)はなかなか語り口が良く二つ目にしては上々だ。
次の漫才のナイツには驚いた。
初めて聴いたがTVでも結構売れているらしい。
テンポよく、笑いがノンストップだ。
中程の野球がらみの無駄話もちゃんと最後には寿限無の噺に回収されてオチがつく。よく練られた台本だ。
昨秋、春馬から圓雀を襲名した三遊亭圓雀も相撲取りに仕立てられた提灯屋が命がけの勝負に追い込まれる噺を熱演。本人も関取級の身体つきでぴったり。
講談の神田京子はピンチヒッター。得意の演目「与謝野晶子」伝を聴くのは2度目だが、名調子に今回も気分良く乗せられた。
圓丸の「天狗裁き」、トリの小遊三の「引越しの夢」は筋もオチもわかっていてもおかしい。
江戸家まねき猫は、今や半世紀以上昔のTV番組「お笑い3人組」の三代目猫八の娘だそうだ。おそらく幼少の頃から芸事の世界で育ったのだろう。姿勢や語り口にはいつものことながら血統の良さを感ずる。動物のモノマネ、というより話術の巧さがさすがは江戸や一門と感心する。