2025-05-10 @みなとみらいホール
ゲオルク・フリッチュ:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ミシェル・ダルベルト:ピアノ*
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15*
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
-----------------------
シューマン:子供の情景 Op.15から
-12 眠っている子供
-13 詩人のお話
フリッチュはやはり神奈川フィルで、前回はブラームスの2番を聴いた。その時は何とも思わなかったけど、今回はマジに耳をそばだてていたというか、睡魔に襲われなかったのでしっかり聴いたけど、ドイツ人の王道ブラームスってこんなの?
僕の希望としては、テンポの変化をあまり感じさせず、ぼっとしていたら、イン・テンポのまま終わった!みたいのが好きなんだけど。
あまりテンポが変わるとブラームスの精緻な音楽が緊張を維持できなくなるような気がするから。特に終楽章なんか、ちょっと気を抜いたら崩壊してしまいそうな危ういところで成立しているような気がするので、駒に例えると自立できる速度を維持して最終盤に雪崩れ込んで欲しい。
Pfのダルベルトは1月の都響で聴いたモツ21番がとても良かった。しかし、今日のブラームス1番は好みではないな。
頭は揃っているのに末尾が曖昧な感じで、音楽が裾を引きずって進んでゆくみたいな感じがしたな。
この傾向は、フリッチュの指揮にも感じたよ。
ああ、素人が偉そうなことを言っていると思いつつ無責任な評を書いちまったよ。
全体としては、大好物の2本立てで、期待が大きすぎたとも言える。
今日の神奈川フィルは良い出来だった。
♪2025-057/♪みなとみらいホール-10