2021年12月10日金曜日

第1946回 NHK交響楽団 定期公演 池袋C-1

2021-12-10 @東京芸術劇場大ホール


ガエタノ・デスピノーサ:指揮
NHK交響楽団
佐藤晴真:チェロ*

チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 作品33(原典版)*
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
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カザルス:鳥の歌*


急遽出演できなくなったワシーリ・ペトレンコの代役であるガエタノ・デスピノーサは14年にN響で聴いた。フランクとワーグナーで好印象。

チェロ独奏もダニエル・ミュラー・ショットから佐藤晴真に交代した。

佐藤晴真は、最近よく聴くようになった


今年だけでも3回目。ホールにもよるけど、たいていは綺麗な音がよく響く。


ロココ風は奏者変更で、原典版に変わったそうな(尤も複数版の存在は知らなかったが。)。


編曲版「展覧会の絵」は、Hウッド版やストコフスキー版も聴いたことがある。

先日聴いたフォーレ四重奏団のピアノ四重奏版も驚嘆の音楽だった。

その昔、EL&Pの爆音演奏も生で聴いた(こういう電気増幅音楽はCDで聴く方がずっといい。)。


素材が良いからどう料理しても美味しくできるのだろう。


そして一番よく聴く編曲はラベル版だ。

耳に馴染んで安心感がある。


今日ももちろんラベル版だが、N響の演奏は、部分的には聴いたことがあるが、全曲は初めてだった。


流石にうまい。


もう、文句のつけようがない。

「展覧会の絵」の教科書のような、お手本となるような出来栄えに気分はホクホクしたよ。


いや、少しだけ不満があった。

最後のタムタムの音色が薄かったのは残念。タムタムの本来の響きはグオ〜ンという地響きのようであって欲しい。しかし、今日のタムタムは大シンバルを鳴らしたようなジャ〜ンという響きだったよ。


♪2021-150/♪東京芸術劇場大ホール-06