2017-11-30 @みなとみらいホール
ダニエル・ハリトーノフ:ピアノ
モーツァルト:
幻想曲ニ短調 K.397
ベートーベン:
ピアノ・ソナタ第14番 作品27−2 「月光」
ピアノ・ソナタ第23番 作品57 「熱情」
ショパン:
バラード第1番ト短調 作品23
ノクターン第2番変ホ長調 作品9−2
即興曲第1番変イ長調 作品29
ノクターン第20番嬰ハ短調(遺作)
ポロネーズ第6番変イ長調 作品53「英雄」
リスト:
愛の夢第3番変イ長調
ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
(カデンツァ自作)
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アンコール
ラフマニノフ:前奏曲「鐘」作品3−2
ショパン:エチュード「大洋」作品25-12
「弱冠」という言葉は20歳に用いるそうだからまだ19歳では「弱冠」ですらないというという若さ。
2015年のチャイコフスキー・コンクールで3位入賞した時は16歳か17歳だ。まあ、こういう早熟の演奏家は珍しくもないけど、まだまだ若いということで、音楽の得意分野も定まっていないのだろうな。
今日のプログラム(アンコールを含め)を見ると、ピアノ曲の大家の作品がバランスよく並んでいる。これにドビュッシーやブラームスなどを加えればピアノ音楽大全だ。
特に超絶テクニシャンだとも思わなかったけど、これは選んだ作品が外連味のないものばかりだったからだろう。
何を聴いても、馴染みの曲ばかりだし、とても心地よく聴けた。個人的な好みでは、アンコールのラフマニノフの「鐘」がよく心に鳴り響いた。
♪2017-191/♪みなとみらいホール-47