2017年11月17日金曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第695回東京定期演奏会

2017-11-17 @サントリーホール


ピエタリ・インキネン:首席指揮者
日本フィルハーモニー交響楽団

ラウタヴァ―ラ:In the Beginning (アジア初演)
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB105

最初に、エイノユハニ・ラウタヴァ―ラ(Einojuhani Rautavaara)という、インキネンが作曲を委嘱した、インキネンと同じフィンランド人の作曲家による「In the Beginning 」という7分弱のアジア初演があった。初めて聴く名前だ。2016年に亡くなっているので、まさしくできたての現代音楽だ。2017年9月にインキネンによって世界初演されたばかりで、その時の演奏がYoutubeにあった。

無調ではないようだが、調性があるかと言えばよく分からない。
現代音楽にありがちな嫌味な自己陶酔的音楽ではなくて、まあ、こういうのもありか、という程度の許容範囲であった。積極的に聴きたいような音楽ではないな。

https://youtu.be/vtUSY5gpfJA

メインはブルックナーの5番。
マーラーほどではないが、その中で5番は多分4番と同じくらい聴く機会が多い方だ。
若い頃は、こういうむやみに繰り返しが多く演奏時間の長い(80分近い)音楽はなかなか辛抱できなかったが、最近は、よくできた軽音楽、みたいな気分で聴くと楽しめるという境地になってきた。音楽としてスグレモノなのかどうかはよく分からない。今でも、もう少しスッキリできるんじゃないかと聴きながら思ったりする。

♪2017-181/♪サントリーホール-04