2014年5月3日土曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014 No.124

2014-05-03 @東京国際フォーラムB7


【公演No.124 ルートヴィヒ チェンバー プレイヤーズのメンバー】
ヴォルフガング・ヴィプフラー(ホルン)
ハンノ・ドネヴェーグ(ファゴット)
ディルク・アルトマン(クラリネット)
白井圭(バイオリン)
ヤニス・リーバルディス(ビオラ)
横坂源(チェロ)
幣隆太朗(コントラバス)


ベートーベン:七重奏曲 変ホ長調 op.20



今回の「熱狂の日」の中で、とても楽しみにしていたのは、初日のベートーベンの七重奏曲、2日めのモーツァルトのレクイエム、最終日のブラームスの弦楽六重奏曲だ。

この期待を裏切らない素晴らしい演奏だった。
こういう編成(弦四部+ホルン、クラリネット、ファゴット)の曲はなかなか生で聴く機会がなく、僕は初めてだった。

全6楽章の大曲だが、各楽章に個性が際立っていてそれぞれに面白い。また、各パートに聴かせどころが配してあり、わずか7人による最小編成の管弦楽だが、色彩に富んでいる。

演奏は「ルートヴィヒ チェンバー プレイヤーズ」なんて、いかにも急ごしらえという感じのネーミングだけど、昨年結成されたそうだ。日本人の弦3人(ビオラを除く)と外国人4人の編成だが、名前も知らなかった団体だが、一人一人が巧いだけでなく、アンサンブルが見事。七重奏団でのバイオリンはコンサートマスターとは言わないのだろうけど、やはり室内楽でもバイオリンの果たす役割は大きいからこの人(白井圭)のリードもよかったのだろう。

♪2014-40/♪東京国際フォーラム03