2014年5月4日日曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014 No.272

2014-05-04 @よみうりホール


ボリス・ベレゾフスキー (ピアノ)
ドミトリー・マフチン (ヴァイオリン)
アンリ・ドマルケット (チェロ)

ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 op.8

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ショパンのピアノ曲は素晴らしい。でも他の器楽曲はどうだろう。
少なくともチェロソナタもピアノ三重奏曲もあまり楽しい曲ではない。

彼はチェロソナタはこの1曲しか書いていないし、ピアノトリオもこの1曲だけだ。

彼の人生もあまり長くなかった(39歳)とはいえ、ピアノ曲の数に比べるとピアノ以外の器楽曲はあまりにも少ない。
シューマンはもう少し長生きとはいえ46歳で亡くなり、しかもその晩年は精神病に苦しんだにも関わらず、とても多くの種類の音楽を書いている。

ショパンはピアノ以外の楽器を使うことが苦手だったのではないか。
というのは思い込みかもしれないけど、シューマンやブラームスに比べて各パートの自在な絡みや遊び心に欠けるような気がする。

CDでも時々聴くのだけど、古典派の作品はもとより、メンデルスゾーン、シューマンなどほぼ同時代の作曲家に比べてもなかなか没入感が得られないでいる。
そのうち、ハタと気づいて共感を覚える日が来るかもしれないけど。

♪2014-42/♪よみうりホール01