2014-05-14 @みなとみらいホール
工藤重典 岩佐和弘 秋山君彦 立花千春 吉田杏奈(以上Fl)
成田有花(Pf)
J.B.ボワモルティエ:5本のフルートのための協奏曲第4番
モーツァルト:自動オルガンのためのアンダンテ K616
L・アンダーソン(町田育弥編曲):ワルティング・キャット
F.J.ゴセック(安田芙充央編曲):タンブーラン・ア・ラ・ポップ
ドップラー:アンダンテとロンド
P・ボノー:ディベルティスマン
S・ジョップリン:メイプル・リーフ・ラグ
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アンコール
H・アーレン:オーバー・ザ・レインボウ
H・マンシーニ:小象の行進
フルートばかりの五重奏団。曲によっては編成が変わり、ピアノ伴奏が入った。
最初の「5本のフルートのための協奏曲第4番」はフルートのみの五重奏で3楽章構成の本格的な協奏曲。
作曲したジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエという人はロココ時代のフランス人らしいが、まずは優雅な音楽だった。
しかし、なんでフルートだけで五重奏なのか、という疑問は終始離れなかったなあ。ピッコロを入れるとか、ソプラノフルートやバスフルート(見たことないけど)とか入れたら面白いのに。
でも、当時(17世紀末~)のことだから、フルート仲間5人で演奏できる曲を作ってくれという注文があったのだろうな。
このフルート五重奏曲のほかにもピアノを含めた何種類かの編成でいろんな曲が演奏されたが、どの曲がどういう編成だったか、もう思い出せない。
彼(彼女)らのフルートの音色は柔らかく、時にハッとするくらい美しい。名人上手にかかると豊かな低音から突き抜けるような高音までどこをとっても魅力に溢れている。
恥ずかしながら工藤重典(呼び捨て御免)の存在をこれまで知らなかったが、かの有名なランパルの一番弟子であり、サイトウ・キネンの首席でもあり、日本を代表するフルーティストの1人らしい。CDもたくさん出ているのだ。
今日のフルートアンサンブルは工藤とその弟子筋のグループらしいが、めったに聴けないフルートアンサンブルを堪能できた。
欲を言えば、ドップラーのハンガリー田園幻想曲も聴きたかったが。
あまりにもポピュラーすぎて演奏する側にはつまらないのだろうか。
コンサートの後、早速Amazonで工藤のCD(もちろん、ハンガリー田園幻想曲入り)を買った。
♪2014-53/♪みなとみらいホール-22