2014年5月3日土曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014 No.126

2014-05-03 @東京国際フォーラムB7


【公演No.126 フォル・ジュルネ・カメラータのメンバー】
正戸里佳(ヴァイオリン)
クレモンス・ドゥ・フォルスヴィル(ヴァイオリン)
コランタン・アパレイー(ヴィオラ)
オーレリアン・パスカル(チェロ)

シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 op.105
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44

古典派からロマン派になって短調の曲が多くなる。
なかでもシューマンは徹底的に短調派だ。
陰々滅々たる哀愁が漂って、呼吸困難に陥りそうになる。
だから、好きになれないという健康志向の人も少なく無いだろうと思う。

ところが、ふと覗かせる牧歌調や民謡風な旋律が魅力で、味わいが深い。
バイオリンソナタ1番では第2楽章に気を惹くものがあって捨てがたい。

ピアノ五重奏曲は、聴いたことがあるかもしれないような曖昧な記憶で、少なくとも生で聴くのは初めてだった。
この曲のCDも持っているけど、聴いたことがない!


2曲ともバイオリンは唯一の日本人正戸里佳(まさとりか)で、若くて可愛らしい。最若年だろう。まだ、舞台慣れしていない初々しさがあるが、演奏中はバリバリと弾いて役割をこなしていたように思う。

♪2014-41/♪東京国際フォーラム04