2023-05-24 @サントリーホール
ファビオ・ルイージ:指揮
NHK交響楽団
福川伸陽:ホルン*
ハイドン:交響曲第82番ハ長調 Hob. I-82「熊」
モーツァルト:ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447*
ベートーべン:交響曲第6番へ長調 作品68「田園」
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ロッシーニ:狩のファンファーレ*
1公演に3曲も4曲もプログラムされると、そのコンセプトは何か気になるが、今日は明快「ウィーン古典派」。
明快であるだけでなく、僕としては好感度大。
ハイドンの交響曲第82番のナマは過去にF.ルイージX読響でも聴いたとはいえレアな曲だ。ユーモアに満ち、発明心の感じられる楽しい音楽だ。管楽器は9人。これにティンパニが加わるが小編成なので、弦は12型かと思ったが14型だった(以下、モーツァルトが12型。ベートーべンは14型)。弦が多過ぎないかと思ったが、さにあらず、軽快そのもの。
今日は3曲とも管に比べ弦が多い目だったが、さすがはN響弦楽合奏団に隙はない。
ベートーベン交響曲第6番「田園」も軽やかで爽快な演奏。3楽章以後、テンポが早かったが心地良し。
福川氏を迎えたモーツァルト:ホルン協奏曲第3番はどうだったか。
今日のサントリーは、いつになく、よく響いた。弦楽合奏にはちょうど良かったが、舞台前に出て立奏するせいか、音が篭りがちで、名人にしては滑舌悪いところもあった。あまり良い出来ではなかったように思った。
満を持したかアンコールのロッシーニ:狩のファンファーレはお見事!
今日は、N響同窓会のようでもあった。
ホルン独奏の福川氏、ビオラ客演首席は川本嘉子氏、コンマスにマロ氏(今日は郷古廉とWコンマス。田園だけマロ氏が正規のCM席に就いた。)。
♪2023-089/♪サントリーホール-11