2016年5月4日水曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016 No.225 四季をめぐる旅〜ピアノとバイオリンが奏でる春の至福

2016-05-04 @東京国際フォーラムB7


オリヴィエ・シャルリエ :バイオリン
アンヌ・ケフェレック:ピアノ

ベートーベン:バイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 作品24「春」
ブラームス:バイオリン・ソナタ第1番ト長調 作品78「雨の歌」



「熱狂の日」の今年のテーマ「自然と音楽」に無理に合わせたかのような組合せで、できることならベートーベンはクロイツェルを聴きたかったが、いずれも作曲家のこのジャンルを代表する名曲揃いだ。

演奏に、特に新鮮なものは感じなかったが、耳に馴染んだ音楽を聴く安心感はある。
2曲続けて聴くと、一方は「春」とはいい条、古典派絶対音楽の構成感が面白いし、ロマン派の「雨の歌」は熱い思いが努めて抑制されているのがむしろ聴き手の気持ちを騒がせる。ブラームスとクララとの関係を知っているからでもあるが。


♪2016-58/♪東京国際フォーラム-07