2016年5月14日土曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第317回横浜定期演奏会

2016-05-14 @みなとみらいホール


アレクサンドル・ラザレフ:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
渡辺玲子:バイオリン

モーツァルト:オペラ《フィガロの結婚》序曲 K.492
モーツァルト:バイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219《トルコ風》
ベルリオーズ:幻想交響曲
------------------
アンコール
ビゼー:歌劇「カルメン」から第3幕への間奏曲

モーツァルトバイオリン協奏曲第5番トルコ風。
バイオリン独奏は渡辺玲子。
この人は、相当なテクニシャンらしく、クラシック倶楽部に登場した際だったか、「超絶技巧モノ」が好きだと言っていた。
実際、その番組で披露されたのもパガニーニなどの超絶技巧曲が中心だった。

でも、モーツァルトだって、当然巧い。隙がない感じだ。

アンコールがなかったのは残念。
オーケストラによるアンコールはむしろないほうがいいと思っているけど、協奏曲のソリストがアンコールで普段なかなか聴けない小品を演奏してくれるのは大歓迎だ。できたら超絶技巧を演奏して欲しかったよ。

幻想交響曲では本物の鐘を含む打楽器が大活躍。
これまで何度も聴いているけど、ホンモノの鐘を確認できたのは初めてだ。これまではたいていチューブラベルで代用されていたように思うけど…。気が付かなかっただけかもしれないが。

演奏後のラザレフはいつもの様に大はしゃぎ。
最初は違和感があったけどこの頃は慣れて抵抗がなくなった。演奏会が楽しくてたまらないといった様子で微笑ましくもある。

幻想交響曲の出来が良かった(というか、この曲はどこが演奏してもそれなりのインパクトを与えるのだけど)ということもあって、観客も大勢は興奮気味で、はしゃぎ回るラザレフに釣られて拍手喝采が続いた。


♪2016-066/♪みなとみらいホール-17