2022-07-02 @県民ホール
日本フィルハーモニー交響楽団
福間洸太朗:ピアノ*
ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58*
ベートーベン:交響曲第6番《田園》ヘ長調 op.68
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レヴィッキ:魅惑の妖精*
シューベルト:音楽劇「ロザムンデ」間奏曲
ベートーベンが2本。王道のプログラム。
こういう弦が主体の響は気持ちが安らぐよ。
必要に応じて適切な管・打が付加される。ハンマーなんて登場しない。
ピアノ協奏曲第4番は、今年代打で登場した小林愛実+都響が実に好印象だったが、その後、広瀬悦子+東響五重奏でその真価に触れた思いがした。
全曲魅力的だけど、特に第2楽章のピアノとオケの対話の妙。ピアノ・ソロのアタッカに繋がるスリリングな抒情が堪らない。
独奏の福間君は、最近あまり見かけない燕尾服で臨んだ。
気合十分だったが、奈辺に原因があるのか分からないがテンポの合わない部分も僅かに。誠に惜しい。
「田園」で日フィルの弦5部は一層快調に。
弦の重厚な響きを楽しんだ。
珍しくオケのアンコールも。
しかし、これは余分だったな。あまりリハに時間をかけなかったか、それまでの弦の透明感が最後に来てもやもやっとなってしまった。
余談ながら、広上センセの後頭部を見ながら、金子信雄にクリソツだと発見。
♪2022-095/♪県民ホール-09