2022年7月28日木曜日

ランチタイムコンサート〜音楽史の旅②

2022-07-28 @かなっくホール


ビルマン聡平:バイオリン
司会・解説:飯田有抄(音楽ファシリテーター)

J.S.バッハ:無伴奏バイオリン・ソナタ第1番卜短調 BWV1001から第1楽章
J.S.バッハ:無伴奏バイオリン・組曲第3番ホ長調 BWV1006
J.S.バッハ:無伴奏バイオリン・組曲第2番短調 BWV1004から第5曲シャコンヌ



かなっくホールのランチタイムコンサート。音楽史の旅2回目もJ.S.バッハ。

今日は、渡辺美穂の急遽の代理で旅の途中下車でビルマン聡平氏が登場。終わったらその脚で浜松へ行くって。ご苦労様。
無伴奏作品から組曲3番とメインはシャコンヌ。

その第一声。
なんて、素晴らしい音だ。

ちょうど、20日に吉野町市民プラザで聴いた大江薫くんの抜き出たような響き方と同じだった。

かなっくホールは元々音の良いホールなのだけど、最近は気候のせいか一層よく鳴っている。

聡平氏は新日フィルの第2バイオリン首席であると同時にかなっくホール専属の弦楽四重奏団カシオペイア・クァルテットのメンバーでもあるので、このホールで聴くのは初めてではないが、無伴奏を聴くのは初めて。
それが、ホンに良く響く。手触り・肌触りが伝わってくる。

無伴奏ものは演奏家の個性が明確に出て、そこが面白い。
長い間、いろんな人の演奏を聴いて、なんとなく最大公約数的なイメージが出来上がっていて、そこに収まるなら良い演奏だという訳でもないけど落ち着く。
最近では石田組長で聴いたが、かなり個性的(尤も当然ながら毎回同じではない。)。その演奏に比べるとずっと安心して聴けたな。
まあ、とにかく、よく響くので、バイオリンが鳴っているというだけでも楽しかったよ。

♪2022-109/♪かなっくホール-07