2022-07-15 @県立音楽堂
辻彩奈:バイオリン
阪田知樹:ピアノ
シューベルト:バイオリンとピアノのためのソナチネ第1番ニ長調 D384 op137-1
ブラームス:バイオリン・ソナタ第2番イ長調 op100
クララ・シューマン:3つのロマンス op22
R.シューマン:バイオリン・ソナタ第2番ニ短調 op121
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R.シューマン:3つのロマンス op94から第2番
目下全国ツアー中で、今日は5公演目(全10公演)だそうな。
その折り返し点でプログラムが変わってシューマンの2番ソナタは、初出しだったと言う。
シューベルト、ブラームス、クララ&ロベルト・シューマンという絶好の組合わせだった。
遊び、のない、本格的な、成長の通過点を刻むといった感じの全力投球リサイタル。
特に、彼らも難曲だと言っていたシューマンの2番は、滅多に取り上げられないと思う。ブラームスをトリに据えるのかと思ったいたが、彼らの演奏を聴くと、さすがのブラームス2番ソナタも軽い。
音楽堂の響きの良さも手伝ったが、辻のバイオリンの音色はいつも確実に明瞭だ。ピアノも輝かしく絡んで、ドイツロマン派の王道を十分に味わった。
クララの3つのロマンスも珍しいが、アンコールに亭主ロベルトのロマンスを取り上げたのも趣向が徹底して良かったのと、夫妻の愛の交歓も窺えてヨシ。
♪2022-105/♪神奈川県立音楽堂-08