2022-07-04 @ミューザ川崎シンフォニーホール
石田泰尚:1stバイオリン
執行恒宏:2ndバイオリン
榎戸崇浩:ビオラ
阪田宏彰:チェロ
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
ドボルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」ヘ長調 op.96 B.179
伊福部昭:ゴジラ
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」ホ短調
ピアソラ:革命家
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ジミ・ヘンドリクス:リトルウイング
バーンスタイン:ウエストサイドストーリー
ソーラン節
折りしもアメリカ独立記念日に「アメリカ」を2つも聴いた。ま、偶然なのだろうけど。
「無伴奏」⇒「デュエット」の次は「トリオ」でしょ!と言いたいが、なぜか一つ飛ばして今日は第3夜にして「カルテット」。
石田組長も「カルテットでこんなに多く来てくれるとは…」と謝辞。
確かに全5夜のうち、一番敷居が高いかもしれない。しかし、広いミューザの第4層まで埋め尽くした熱心な石田ファンのおばちゃん達にとっては、無伴奏も協奏曲もカルテットも関係ないだろう。
今日のメンバーはYAMATO SQ。
長く演っているだけあって、息が合うとかいうより、完全に石田風の音楽になっている。
前半にドボルザークの「アメリカ」、後半にスメタナの「わが生涯より」と、昔のEPで言えば両A面みたいな豪華版だった。
いつもながら、丁寧で繊細で美しい。
「アメ〜」、「我が〜」を聴いていても、クラシック音楽という意識がぼやけてイージーリスニングみたいだ。
本篇の5曲、いずれも楽しめたが、個人的にはアンコールの2曲目、バーンスタインの「ウエストサイド物語」メドレーが出色の出来。
その冒頭が本日2度目の「アメリカ」から始まるのも心憎い。
優れた編曲にも感心したよ。
♪2022-097/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-23