2023-12-08 @サントリーホール
カーチュン・ウォン:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
池上英樹:マリンバ*
外山雄三:交響詩《まつら》
伊福部昭:オーケストラとマリンバのための《ラウダ・コンチェルタータ》*
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 作品47
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星に願いを*
横浜定期の振替にしては絶好席。
これまで概ね「カーチュン・ウォン」に外れなし、だったがどうか?
結論は大外れでがっくり。
メインのタコ5は暗譜で振ったが、まとまりの悪い事。
最初から最後まで酷かったが、特に第3楽章の緊張感のなさ。バラバラだよ。これは演奏もさることながら指揮者の構成感の問題ではないか。
オケも良くなかった。高域弦が不快音を発するだけではなく低域弦もバサバサ。
タコ5をかくも下手に演奏できるオケがあるとは驚きだ。
先日、秋山御大がミューザで洗足学園オケを率いたタコ5を聴いたが、音楽的にはずっと良いまとまりを見せた。
むしろ前半がボロを出さなかった。
特に、伊福部昭の音楽は、古関裕而にも通ずる日本人DNAが塗り込められているのではないか。初聴きであったが、郷愁を感じた。また、特大のマリンバのオケに埋没しない迫力と繊細な表現力には感嘆した。
♪2023-209/♪サントリーホール-26