2023-10-08 @みなとみらいホール
小泉ユミ:チェロ
小野哲也:ピアノ
マレ:ラ・フォリア
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
I Allegro vivace
Il Adagio affettuoso
IlI Allegro passionato
IV Allegro molto
カサド:無伴奏チェロ組曲
I Preludio-fantasia
Il Sardana(danza)
IlI Intermezzo e danza finale
ラフマニノフ:チェロ・ソナタト短調 Op.19
I Lento - Allegro moderato
Il Allegro scherzando
III Andante
IV Allegro mosso
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カサド:愛のうた
小泉ユミ女史については名前も知らなかった人で、いくつかのアンサンブルに属し、たまにはリサイタルも開き、CDも出しているが、教育が主体で活動しているようだ。
聴きに行く気になったのは、プログラムに惹かれたから。
マレという作曲家は知らなかったが、ブラームスのソナタ、カサドの無伴奏、ラフマニノフのソナタとえらく重量級だ。音楽教室の生徒や関係者をアテにしたコンサートとは思えない。
あまり期待していなかったが、第一声に痺れた。
彼女のチェロの音の良さはどうだろう。いや、もちろんスタインウェイの音色も素晴らしい。この両者の妙なるアンサンブルをたっぷり味わえるのかと胸が躍ったよ。
最初がマレの「ラ・フォリア」は初聴きだったが、「ラ・フォリア」と言えば、コレッリのVnソナタの最有名曲として結構馴染んでいる。そして、両者極めてよく似ている。一体どういう関係なのだろう。
その後の3曲とも、渾身の演奏だった。
特にカサドの無伴奏が気に入った。
ソナタ2曲について言えば、やや構成感が不足したのが残念。
それにしても、みなとみらい小ホールの響はなんて美しいのだ。音楽を聴く喜びがここにはある。
♪2023-169/♪みなとみらいホール-34