2022-12-06 @かなっくホール
エルガー:愛の挨拶
フォーレ:シシリエンヌ
プーランク:愛の小径
フォーレ:夢のあとに
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
サン=サーンス :く動物の謝肉際>から「白鳥」
フォーレ:エレジー
ドビュッシー:ピアノとチェロのためのソナタ
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ドビュッシー:美しい夕暮れ
2月に一度の神フィル面子によるシリーズ。
今日はチェロ首席の門脇大樹のリサイタル。
サッカーで朝まで起きていて睡眠時間極少なのに11時からの演奏会って辛い。
が、その第一声の見事な事。
身体中の全器官がいっぺんに覚醒した。
チェロ&ピアノは、5日前に堤剛/萩原麻未をみなとみらい大ホールで聴いたばかり。そのやや重のプログラムも聴き応えがあったが、今日はかなっくホールの良い響きに乗せてチェロとピアノの生々しい美音で綴る仏音楽の魅力を味わう。
やはり器楽リサイタルは小ホールに限るな。
大ホールとは別次元の体験だ。
英国製「愛の挨拶」は本当の”挨拶”代わりだったのだろう。
その後は全作仏製でお馴染みの小品名作ばかり。最後は技術的にも骨のあるドビュ・ソナタだが、これも12分程度。
楽器の音色が繊細で指板を指が滑る音、ピアノのペダルを離す際の微かな摩擦音までクリア。
曲調とも相俟って艶めかしく悦楽の1時間。
♪2022-185/♪かなっくホール-13