2022-12-13 @サントリーホール
エリアフ・インバル:指揮
東京都交響楽団
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 op.6(1928年版)
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 WAB 104 《ロマンティック》(ノヴァーク:1874年第1稿)
本日2本立ての為もあって前半はほぼ寝ていたよ。後述する騒ぎにも気づかず。
ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》。
特に好きな訳じゃないが、近年抵抗感が和らいでいる。
それに今日の都響はどうしたことか、巧い。
まず管のハーモニーの美しさは特筆もの。
弦も16型だが、結構透明感があって、僕の「力技の都響」のイメージを今日は変えたね。
特に終楽章43小節目?に至って、全楽器でのユニゾンが聴かせどころ。ここは完全に美しかったな(しかし、この旋律、後からも何度か登場するが、サスペンス映画の劇伴みたいで聴いていて恥ずかしくなるよ)。
余談:
後半、オケも舞台に揃って、チューニング直前の完全沈黙を破って突如館内放送が。大事件が起こったかと思いきや、前半の演奏中に客席から電子音が鳴ったそうで、スマホなどの電源を切り、補聴器の調整を頼むという注意だった。僕は、その電子音とやらに全然気がつかなかった。
SNSを検索したら、後半にも鳴っていたようで、原因は補聴器のハウリングらしい。そんなに長時間鳴っていたなら発信源が特定できるのじゃないか?
とまれ僕には聴こえなかったのだからそれが寂しい。
でも僕の周囲ではキョロキョロする人もなく、何の問題もなかったようだったが。
♪2022-191/♪サントリーホール-21