2022-12-04 @ミューザ川崎シンフォニーホール
広上淳一:東京音楽大学
尾高忠明:国立音楽大学
東京音楽大学シンフォニーオーケストラ
国立音楽大学オーケストラ
東京音大:
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」作品24 Trv158
国立音大:
シベリウス:交響曲第2番ニ長調 作品43
東京音大は広上淳一指揮で「火の鳥」と「死と変容」。
国立音大は尾高忠明で「シベリウス2番」。
前者は管のソロに僅かな瑕疵あり。
後者は語尾の処理でやや残念賞。
とはいえ、相変わらず音大オケはうまい。
今日の発見。
❶これまでプロの演奏を何度聴いても面白くなかった「死と変容」にちょっと楽しみの足がかりができた。
広上センセが母校に愛の鞭を振るったか終盤のアンサンブルの美しさに驚いた。まるでミューザの大オルガンが鳴っているかのように透明感のある管弦の交わり。思わずオルガンを見上げたよ。オルガニストはいなかった。
❷前半が終わって休憩から席に戻る時、前を歩くのが金子信雄(仁義なき戦い!)のそっくりさんだった。
非常に小柄である。
これまで何度も見ている。
フィリアの白熱教室ではかなり近くで。
今日は無防備な後ろ姿ゆえかあまりに小さいので驚いた。
それがちょこんと指揮台に乗るとそうは感じさせないところが凄い!親近感が湧いたよ。僕も小さいから。
❸シベリウス2番は中学時代に吹奏楽部で「フィンランディア」を演奏した縁で聴き始めて大好きに。その後アマオケでも下手なVcで格闘した思い出の曲だ。
これまで数えきれないほど聴いていたが、どの楽章も条件反射的にアドレナリンが噴出する。
しかし、今日は終楽章が長過ぎた!
尾高氏の呼吸と合わなかったのだろう。
♪2022-184/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-45