2022-12-21 @東京オペラシティコンサートホール
東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団
ソプラノ:迫田美帆
アルト:中島郁子
テノール:清水徹太郎
バリトン:上江隼人
ベートーべン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲 作品43
ベートーべン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125
今日もオペラシティ。
指揮は尾高忠明。
独唱陣は迫田美帆Sp/中島郁子Alt/清水徹太郎Tn/上江隼人Br。
合唱は新国立劇場合唱団。
今日は、昨日に比べると相当前の方だったので、オケの音圧に塗(まみ)れる喜び。
このホールは、独断と偏見で言えば(いつも断り無しに断じているが)、都内の大ホールの中で少なくとも”音響”に関しては最高だ。シューボックスの良さが存分に生かされて、スウィートエリアが広い。
流石にあまり前の方は遠慮したいが、最後列にも十分な音量が届くのを、遅刻した時に最後列後ろの壁際で立って聴いた時に実感して驚いたことがある。
昨日の東響も、今日との比較では遠い位置だったが実にエネルギッシュで、音量も申し分なかった。
今日の東フィルは舞台に近い分、更に強力だった。
今日は演奏時間の計測失敗で、厳密な比較はできないが、昨日よりややアップテンポだったような気がしたが、音圧のせいでそう感じたのかもしれない。
昨日の秋山御大もそうだったが、2人とも正統的で、何のケレンもない。安心して聴いておられるのは何よりだ。
とは言え、6回も聴いていると変則を聴いてみたくもなるが、後半戦でトンデモ「第九」が出てくるやしれん。それが楽しみでもある。
昨日と決定的な違い…。それは合唱だ。
行進曲に入る直前にソプラノの最高音がフォルティシモで続くところ。
ここが今日は濁らずに綺麗だった。
昨日の東響コーラスも善戦していたが、やはり、新国立合唱団がプロの違いをはっきりと聴かせた。
当然、NoMask、NoScore。
演奏好感度★90点
♪2022-199/♪東京オペラシティコンサートホール-04