2019年8月27日火曜日

NISSAY OPERA 2019 『トスカ』関連企画 オペラ・オードブル・コンサート vol.9

2019-08-27 @日生劇場


ソプラノ:砂川涼子
テノール:工藤和真
ピアノ:矢崎貴子
解説:粟國淳

オール・プッチーニ・プログラム
オペラ「トゥーランドット」第1幕から
・お聞きください、ご主人様!(リュー)
・泣くな、リュー!(カラフ)
オペラ「ラ・ボエーム」第1幕から
・なんと冷たい小さな手(ロドルフォ)
・私はミミと呼ばれています(ミミ)
オペラ「トスカ」第3幕から
・君ゆえにだけ、死ぬのがつらかった(カラヴァドッシ)
・あなたの命を救うことができた愛は(トスカ)

11月日生劇場の「トスカ」公演関連講座の一つで、砂川涼子、工藤和真と演出家粟國氏による解説とプッチーニ:愛のアリアの夕べ。
1階ピロティで、100人強の参加。

工藤君は、昨日東京音楽コンクールで2位無しの1位だったそうだ。今後が楽しみの29歳。「トスカ」本番ではカヴァラドッシという大役を演ずる。
砂川涼子さんはこれまでの活躍から、若く見えるが彼よりは「やや歳上」だろうな。٩( ᐛ )و
前から〜今も〜これからも〜ずっと楽しみ!
「トスカ」だけではなくプッチーニ・オペラの恋人同士の愛の二重唱の特集で、女性大好き・プッチーニがいろんなオペラ作品でどう女性を描いたか、その愛のいろんな形を歌を通して味わうという趣向だった。
とても楽しくすごせた。
------------
ところで、開演前に僕の後ろの方の席で赤ちゃんの話し声(厳密にいうと何を言っているのか分からないけど)。
サロンコンサートだし、大泣きでなければ許容してもいいのではないか。主催者はどう判断するだろう?と思っていたが、始まると暫く赤ちゃんのことは忘れていた。
全く声が聞こえなくなったからだ。
ふとロビーのガラス張りの外を見たら、若いお母さんが赤ちゃんを抱っこしてエレベータの前で遊ばせている。さっきの赤ちゃんらしい。とてもご機嫌な様子。
ああ、ガラスの向こうまで歌が聴こえるといいのに、と強く願いながら為す術なく過ごしたが、全く声も立てずに外に退避したのだから、主催者側の申し入れではなく彼女の判断だったようだ。
赤ちゃんを連れてでも聴きに来たかった人に、ほんに聴かせてあげたかったね。

♪2019-127/♪日生劇場-01