東京交響楽団
ジャン・チャクムル:ピアノ(第10回浜松国際ピアノコンクール優勝者)*
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 作品47「革命」
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ファジル・サイ:ブラック・アース
ジャン・チャクムルというカマキリの様に脚が長く痩身のトルコの青年がシューマンのピアノ協奏曲を弾いた。
ところどころに独自のコブシを利かせたが、指揮の尾高氏の掌中にスリリングに収まって面白かった。
アンコールがファジル・サイ(超速「トルコ行進曲」の編曲などで有名。彼もトルコのピアニスト・作曲家)の小品で、指でピアノ線を抑えたり、叩いたりのモダンな奏法でこれも楽しかった。
メインはショスタコーヴィチの5番。
夏のお祭りの閉幕を飾るにはもってこいの作品だ。
大いに楽しみにしていた。
が、どういう訳か第3楽章から気分が悪くなり、最後まで音楽に気持ちが同期できずに終わってしまったのが実に残念。
第3楽章のテンポのゆったりとしたウネリも今日の体調には堪えたな。
明日から、5連休。お盆休みで、流石にどこのオケも演奏会はお休みだ。せいぜい体調回復に努めよう。
♪2019-120/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-15