トリオ・アコード Trio Accord
白井圭:バイオリン
門脇大樹:チェロ
津田裕也:ピアノ
モーツァルト:ピアノ三重奏曲第5番ハ長調 K.548
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 op.49
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メンデルスゾーン:歌の翼に
津田:ピアノ、門脇:チェロ、白井:バイオリンによるピアノ・トリオは、前回ブラームスのピアノトリオ全3曲をみなとみらいホールで聴いて、これが素晴らしかったが、今回はチケット購入に出遅れて、舞台上手バルコニーしか空いていなかったが、それで諦めるのも惜しいと思って買ったが、やはりこういう席は良くない。
音は、すぐ下を見下ろせば3人いるのだから近くていいのだけど音のバランスが悪い。右耳しか音が入ってこないような感じだ。
本当は、あちこち反射した音が両方の耳に入ってくるのだけど、原音は右側に集中して聴こえる。
身体を45度くらい右向きに捻って聴けば少しマシだけど、それでは腰が痛くなる。
結局、音楽に集中できない。
息の合った、今が旬といえる実力派中堅のトリオ。
入魂できれば、新しい発見ができたような気がするが、残念なことだった。
僕は、聴くホール・席にこだわり過ぎかとも思うけど、やっぱり、場所によっては、音は聴いているはずなのに音楽体験できない場合がある。
正面席であっても、音源から遠くても近過ぎてもダメ。程よい距離でもあって中心軸から外れ過ぎているのもダメ。
音楽は眼で聴くものだが、身体を捻って見るものでもない。
そんなことで、席には大いにこだわっている。高価か安価かという問題ではない(現実は良い席ほど高い!)。良い響きが得られるかどうかが大切。それと音の好みというのもある。
やむなく、そのこだわりを通せず好みに合わぬ席で聴くと、音楽鑑賞は寧ろストレスだ。
♪2019-126/♪フィリアホール-01