2019年8月24日土曜日

モーツァルト・マチネ第37回「晩年」〜東京交響楽団〜

2019-08-24 @ミューザ川崎シンフォニーホール


沼尻竜典:指揮
東京交響楽団

森麻季:ソプラノ

<オール・モーツァルト・プログラム>
オペラ『ドン・ジョヴァンニ』 K. 527
 序曲、アリア「むごい女ですって」
オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』 K. 588
 序曲、アリア「恋人よ、許してください」
交響曲 第40番 ト短調 K. 550

ミューザ川崎シンフォニーホールの「モーツァルト・マチネ」。
今季はモーツァルトの生涯を4期に分けてそれぞれの時代の名作を聴かせるという企画だ。
第1回の今日は「晩期」の傑作。

オペラ2作の序曲と夫々からアリアを1曲ずつ森麻季が歌った。

しかし、2曲ではいかにも寂しい。序曲に代えて4曲位聴きたかったな。
仏人形のような歌姫は眼にも肥やし。

メインは交響曲第40番ト短調(因みに全部で41作の交響曲を作曲しているが、うち、短調のものは他に25番ト短調があるのみ。)。
弦の編成は変則で第1バイオリンから10-10-8-6-4。

小規模ならではの響でスッキリいい感じだが、この際、いっそ10型で聴いてみたかった。モーツァルトの短調交響曲ではティンパニーもトランペットも入らないのだから。

好みを言えば、テンポがどの楽章もやや遅めだった。
モーツァルトの短調曲には<疾走する悲しさ>とやらを感じたい。

帰宅後、小林秀雄「モオツァルト」を読み返してしまった。

♪2019-124/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-17