2023年1月15日日曜日

読響第7回川崎マチネーシリーズ

2023-01-15 @ミューザ川崎シンフォニーホール



山田和樹:指揮
読売日本交響楽団

黛敏郎:曼荼羅交響曲
マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》


3日連続してブラームス、の後、仕上げがマーラー6番か。
胃凭れしそうなプログラムで実測88分と長かったが、さすがは読響。音楽は片時も緩みなく、食いつくように聴いた。

読響管楽部の巧さは折に触れ感じているが、今日は弦も透明度が高くて、密度の高い合奏力を示した。

マーラーの作品はあまり好きでもないのだけど、6番は分かり易いのか、つまりは好みに合うのか、がっかりしたことがない。

いろんなオケで平均年1回は聴いているが、過去最高の出来はPヤルヴィ+N響@みなとみらいHで、あの神がかりな演奏を超えるものはまったく期待していないが、今日の読響はその時の演奏を彷彿とさせた。


もちろん弦は16型だが、ホールの良さも手伝って、迫力はあれどがさつかず。時に出来不出来はあれど平均的にはやはり読響は実力集団だなと得心させた。

2-3楽章の順はスケルツォ⇒アンダンテ。第1楽章や第4楽章が長大なので、相対的に短めの両楽章の順番はどっちでもいいと思うよ。

前半の曼荼羅交響曲の緊密な合奏力も特筆もの。
これで、6番を傾聴する心の準備ができた。

♪2023-008/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-01