2023-01-29 @ミューザ川崎シンフォニーホール
東京交響楽団
上原彩子:ピアノ*
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43*
エルガー:交響曲第2番変ホ長調 op.63
Ⅰアレグロ・ヴィヴァーチェ・エ・ノビルメンテ
Ⅱラルゲット
Ⅲロンドプレスト
Ⅳモデラート・エ・マエストーソ
-------アンコール-------
ラフマニノフ:前奏曲集 op.23-2*
今日の東響でもパガニーニ狂詩曲。
そういえば、プログラムには生誕150年と書いてある。
で、今後の各オケの予定を見たら、あるわあるわラフマニノフ祭りだ。
滅多に聴けない作品も並んでいて楽しみ。
一方、昨日からピアノ協奏曲が続いている。
昨日は小林愛実:ベートーベン第3番、小菅優:ラフマニノフ第3番、今日は上原彩子:ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲。
小林はまだ若いけど仲間入りさせて…実力派が揃った。
本当は実力は分からないけど、少なくとも小菅・上原には特別の力が備わっている気がしている。
さて、今日の上原のパガニーニ〜の素晴らしいこと。
なんてこった!
この曲を上原で聴くのは2回目。
パガニーニの主題と第7変奏以降登場する<怒りの日>の主題はその後もいくつかの変奏に形を変えて紛れ込み、第18番変奏で震えがくるような抒情性を堪能させてからはひたすら最終変奏のクライマックスへと駆け上がる。
そのアクロバティックな演奏に、手に汗握る思いで聴き入った。
アンコールはなくとも良かったのに、ラフマニノフの小品でこれも大変な曲。
だいぶ前だが、上原のリサイタルのアンコールで、彼女自身が編曲した超絶技巧「花のワルツ」を聴いて以来、この人はただのピアニストじゃないと思っているし、がっかりしたことはない。
がっかりはエルガー交響曲2番。
今後何度か聴けば面白いと思うかも。
♪2023-018/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-03